ずっと遠く離れていたけれど、私達はおんなじ宇宙に在った。

唐突に、私達は大切なものを見失うことがある。
気付かぬうちに手から離れていったのか、それとも自ら手放してしまったのか。
真実は誰にもわからず、失くしてしまったという事実だけが目の前で渦巻いている。

この世界は揺蕩う海だ。この世界は限りない宇宙だ。

けれども抗いたい。
踏みしめる大地で私がまた夜空を見上げるように。

受け入れたい。
その手がゆっくりと水を掬い上げるように。

信じていたい。
ただ唯一のあなたと私のために。

私達は無くしたものと手にしたものを見つめて、それらを大切な演劇にしてみようと思いました。
皆さまにとって何かひとつ心に残るものをお届けしたいと思います。
ご来場お待ちしております。