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桜美林大学 学生の生成AI利活用に関する基本方針
1. 考え方の基本
生成AIは画像生成、言語翻訳AIを含む対話型AIなど、今後も生成AIが利用される場面の拡大が予想され、社会では様々な場面で生成AIの活用が求められています。本学は、学生である皆さんが適切な利用方法を修得することは有益あると考え、一律に生成AIの利用を禁止することはしません。
2. 学びの本質と生成AI利用との向き合い方
大学における学びの本質は、学生である皆さんが論理的思考に基づく個性的?独創的な表現を確立し、高度化していくことにあります。試験の答案や論文、課題等の作成において、重要な表現を他者に依存することは学びの放棄とみなされる行為であり、依存先が生成AIであっても例外ではありません。
本学での学びに生成AIを利用するに先立って、皆さんは生成AIの出力に対して十分な批判的思考力を身につけるようにしてください。生成AIの出力を十分に理解し、誤りや不適切な部分があれば指摘するとともに必要に応じて修正を加えるための批判的思考力は、生成AIを正しく利用する上で不可欠です。
ただし、新しい知識や技術を学ぶ授業のような場面では、皆さんの批判的思考力が生成AIの出力に対して不十分になることもあります。このような場合は、適切な学びの機会を失わないために生成AIの利用を控えることも大切です。生成AIの利用について不明な点があれば、授業担当の教員に相談するようにしましょう。試験の答案や論文、課題等においては注意事項?禁止事項が設けられることがありますので、利用する場合には事前に確認してください。
3. 生成AI利用における注意点
生成AIが出力した情報を利用することが、著作権の侵害、機密/個人情報の漏洩などに繋がる恐れがあります。生成AIは出典の情報を十分に提示しない/できない場合があるため、利用者にはリスク回避のための十分な知識と対策が求められます。生成に当たって入力した情報が学習?拡散されることで情報漏洩が発生し、様々な損害が発生する恐れもありますので十分に注意してください。
(p.43)AIを利用して画像等を生成した場合でも、著作権侵害となるか否かは、人がAIを利用せず絵を描いた場合などの、通常の場合と同様に判断されます。
補足:本方針は、生成AIに関する技術の進展、関連法規の整備などに応じて適宜見直しを実施します。
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