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相原弘明 先生
航空機に搭載されるエンジン
授業概要
航空機には、その機材の用途等にあわせて様々な種類のエンジンが使われており、ディーゼルエンジンとタービンエンジンに大別されます。
授業では、レシプロエンジンとタービンエンジンについてエンジンの作動原理、構造、各システムについて基本知識を学修します。タービンエンジンについてはさらに出力設定や信頼性管理についても理解を深め、フライト中に遭遇する可能性があるエンジントラブルに関する知識を修得します。
初回授業「タービンエンジンの作動原理と種類
エンジンの構造や作動原理の知識を学ぶ前に、エンジンにはどのような種類があって、どのような航空機に使われているのかを調べることにより、まずエンジンを具体的にイメージしてもらいます。 そのうえで、それぞれのエンジンの特徴や構造について、規制緩和、環境問題といった社会的背景とエンジン技術の発展過程を踏まえて理解を深めていきます。
エンジンから、「整備管理」を知る
航空会社のビジネス環境を左右するのは、エンジンといっても過言ではありません。なぜなら、エンジンは航空機を構成する部品の中で最も高額であり、また大量の燃料を消費して大きな推力を生み出す動力源だからです。燃料の消費は環境問題に関係し、燃費の良し悪しはコストに影響します。どのエンジンを購入するかを決め、購入したエンジンを長期間にわたり品質を維持し安全に使用することは会社経営にとって重要なテーマであり、これを実行するのが整備管理の仕事です。 整備管理は簡単に言うと、航空機を整備し維持管理するために必要な整備士(教育?訓練)、作業基準(マニュアル)、施設?設備、部品?材料を準備し適切に管理し質の高い整備を実現する仕事です。また、航空機を安全に運航するために必要な、故障対策やヒューマンファクター(ミス防止)の仕事、さらには委託先の管理も含まれます。 航空機の維持にかかるコストを最小化しながらも、航空機およびエンジンの高い信頼性を維持し、品質向上を図り、お客様に安心で安全な空の旅を提供する縁の下の力持ちなのです。
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