大学院教養(人文科学、社会科学の研究方法論の修得を含む豊かな高次学術基盤の構築)の修熟と高度の専門職力 (プロフェッショナル?レディネス)の養成に着眼し、グローバル化時代での活躍に不可欠な実行機能の育成も視野に教育実践を行います。同時に、学生たちに当該プロフェッションにおける特定の能力、たとえば、分析したり、決定したり、提案したり、彼らが妥当な行動を取るのに必要な諸能力を獲得することを支援することを目的としています。また、プロフェッションにおける「思考プロセス」の中で学生を社会化することを望んでいます。則ち、習慣、倫理、職場の人間関係、その世界の中で期待される行動様式を教えることです。 プロフェッショナルは、職場の中で自律していることが期待されています。最低限の管理指導の下で、自らの専門的能力を駆使して意志決定をすることが期待されていますし、期待もしています。
本大学院は、「一般的並びに専門的教養を習得して、高度の専門性を有する研究並びに職業等に必要な能力を養うことによって、広く国際的な文化向上に寄与する人物を養成することを目的とする」(大学院学則第 1 条より抜粋)を基本理念とし、本大学院の各専攻分野における学位プログラムの課程を修め、定められた期間在学し、所定の単位を修得し、論文又は研究成果報告に基づく最終審査に合格した者について修了を認定し学位を授与します。 修了認定においては、博士前期課程?修士課程にあっては、それぞれの専門分野における精深な学識を修得し、当該専攻分野における研究能力又は高度の専門性が求められる職業を担うために必要な卓越した能力を身につけたかどうかを判定します。また、博士後期課程においては、当該専攻分野について、研究者として自立して研究活動を行い、又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を身につけたかどうかを判定します。