チャペルについて
パイプオルガンについて
荊冠堂チャペルのパイプオルガンは、3段鍵盤、33ストップを有するスイス?フェルスベルク社製による楽器です。オルガンケ-スの木材に使用された楓は、チャペル内の聖壇や椅子と調和しています。このオルガンは18世紀にドイツで活躍したオルガン建造家、ゴットフリート?ジルバーマンの理念に着想を得て建造されました。第1及び第2鍵盤と足鍵盤はG.ジルバーマンのパイプ設計を踏襲したドイツ?バロックスタイルを基本コンサプトとするのに対し、第3鍵盤のパイプ陣はフランス?ロマン派の音色です。ドイツとフランスの響きを融合させた明るく艶のある響きは、チャペルアワー、オルガンコンサートなどチャペルで行われる様々なキリスト教活動を支えています。
祈祷室について
荊冠堂チャペル地下1階には、学生のための祈りのスペース(祈祷室)をご用意しております。心をしずめて祈りの時間を持ちたい時等、ぜひご利用ください。キリスト教のみならず、イスラム教の方も利用されています。祈祷室の利用について詳しくはキリスト教センターまでお問い合わせ願います。
荊冠堂チャペルと校章
荊冠堂チャペルの名前と本学の校章のシンボルである「荊冠」とはイエス?キリストが十字架の上で被せられた荊の冠を意味し、「受難の象徴」とされています。本学園のモットーは「艱難(苦難)を経て栄光に至る(PER PATIENTIAM AD GLORIAM)」であり、学園の校章(スリー?ネイルズ?クラウン)は、このモットーを象徴しています。キリスト教の精神に基づき、希望を持ち続けることのできる人、そして自らの未来や新しい時代を担う、識見高い国際人の育成が学園の目標であり、願いです。校章にも、そして荊冠堂にも、そうした願いが込められています。螺旋状の高い屋根を中心とした、荊冠堂の建物全体も、十字架へ続く道を表わし、「荊冠」すなわち「艱難を通して、栄光に至る」ことを意味しています。
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