講義の目的
人生、100歳時代を迎えて、これまでは、「定年まで」と思っていた人生が意外に長くなり、健康を維持しつつ暮らすことも、以前よりは難しくなった。
定年延長も選択肢の一つではあるが、思い切って、今までとは違う、新たな人生も、可能である。
このときに当たり、互いに議論を重ねつつ。
「よき人生」を歩む道を、ともに、探そう。
これが、この講義の目的である。
諸君の前には、まだ、歩んだことのない道が洋々と広がっている。
人生を歩む友としての、相談相手。
これが、講義を担う私の立場である。
よき、友人として、歩むべき道を、ともに、考えてゆきたい。
講義の方法
テキストとして、池上惇『学習社会の創造』京大学術出版会、2020年を選んだ。
ここに示された編別の構成に従って講義を進める。
日時 | 日程:9月23日(火)、30日(火)、10月7日(火)、14日(火)、21日(火)、28日(火)、 11月4日(火)、11日(火)、18日(火)、25日(火) 時間:(講義)18:00~19:30 (自由討論時間)19:30~20:00 |
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会場(回により対面またはオンライン) 対面の回は右記 | 桜美林大学 新宿キャンパス |
受講料/定員 | 無料/なし |
お申込み(9月8日(月)〆切) |
申し込みはこちら |
使用テキスト | 池上惇『学習社会の創造—働きつつ学び貧困を克服する経済を』京都大学学術出版会 |
講師紹介
池上惇
1933年生まれ。今年92歳。京都大学名誉教授。著作多数。瑞宝中綬章、アカデミア賞を受賞。京都と岩手で一般社団法人による学校経営を実践。また、文化経済学という、文理融合型の学術を日本に導入したメンバーの一人。文化経済学とは、環境破壊や市民生活における社会的な格差が拡大し、環境保全と「社会的なつながりを回復すること」が多くの人々にとっての切実な願いとなってきた現代において、この切実な課題に応え得る学術。
講師からメッセージ
私は、この8月で、92歳です。文字通りの老骨ですが。歳をとりますと、若いころや、元気に、お勤めを果たしていたころと違い、年金生活の制約もあってか、はじめて、「希望よりも大事なものがある」と思うようになりました。それは、「日々の暮らし」の大事さです。いま、バスで、毎日、自宅から30分以上かかる「市民大学院」に通勤しています。この実行が、生き甲斐となって、日々、新たな変化や展開があります。妻も、同じ、年齢ですので、互いに、健康上は障害が出始め、苦労しながら、しかし、「今、生きている」ことを互いに大事にしております。
講義の内容
第1講 9月23日(火) 対面(新宿キャンパス) | 序章 視線からの学習と「学びあい育ち合う」社会を目指して |
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第2講 9月30日(火) オンライン(Zoom) | 第1章 これからの学習社会—被災地でのあらたな活動 |
第3講 10月7日(火) オンライン(Zoom) | 第2章 学習社会の創造 |
第4講 10月14日(火) オンライン(Zoom) | 第3章 学習格差を克服するには |
第5講 10月21日(火) オンライン(Zoom) | 第4章 二宮尊徳の学習理論 |
第6講 10月28日(火) オンライン(Zoom) | 第5章 推譲思想と尊徳仕法 |
第7講 11月4日(火) オンライン(Zoom) | 第6章 文化資本の経営を生み出す学習社会 |
第8講 11月11日(火) オンライン(Zoom) | 第7章 討論の広場 |
第9講 11月18日(火) オンライン(Zoom) | 第8章 人権と能動的な力量 |
第10講 11月25日(火) 対面(新宿キャンパス) | おわりに-学習社会の創造=格差克服への道が目指すもの-ふるさと学校づくりを日本と世界に |
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