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BM学群坂本ゼミ×ドコモ?インサイトマーケティング:「モバイル空間統計?」を活用したエリアマーケティング提案

2023/12/22(金)

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ビジネスマネジメント学群坂本雅明先生のゼミでは、経営戦略?マーケティングを学んでいます。

2023年度の秋学期に、坂本ゼミに所属する3年生たちは、株式会社ドコモ?インサイトマーケティング様(以下、DIM様)にご協力をいただき、新店舗コンセプトおよびマーケティング戦略の策定に取り組みました。

DIM様は株式会社NTTドコモと株式会社インテージのジョイントベンチャーで、その主力サービスに「モバイル空間統計?(https://mobaku.jp/)」があります。これは、NTTドコモの携帯電話の繋がる仕組みから得られた運用データを基に作成された人口統計情報で、日本全国の500m四方単位での人口分布を時間帯ごとに把握できるサービスです。さらには、「性別」「年代」「居住エリア」などの属性でも分析できる優れものです。

今回はこのサービスを使用させていただき、ある飲食チェーンの池袋店、渋谷店、大久保店の店舗改革提案を検討しました。

2023年9月20日にDIM様が本学にお越しくださり、モバイル空間統計の使用方法や分析事例の紹介、マーケティング調査上の注意点を説明いただきました。それを受けて、下記のプロセスで検討を進めました。

[1] モバイル空間統計による量的データ
分析モバイル空間統計 人口マップ(https://mobakumap.jp/)を活用し、該当エリアの人流データを属性別(年齢?性別)や時間別に整理し、コロナ前や他エリアのデータと比較することで特徴を抽出。

[2] 現地調査による質的データ分析
当該エリアに実際に出向き、来街者観察によって来店目的や利用シーン、購買行動を把握。また周辺の競合店に入ってサービス内容を確認。

[3] 満たされていないニーズの発見
当該エリアへの来街者特徴?利用目的と、各店舗のサービス内容を突合させて、満たされていないニーズを抽出。

[4] 新たな店舗コンセプトの検討
満たされていないニーズを軸に、ターゲット顧客のペルソナと利用シーン、店舗の特徴と顧客便益を整理。

[5] 来店促進策の検討
居住エリアと来街手段データを参考に、来店を促すデジタルマーケティング施策をカスタマージャーニーマップで整理。
 

こうした検討の結果、時間消費型店舗、勉強や仕事場提供型店舗、パウダールーム型店舗などの店舗コンセプトが提案され、11月22日の最終発表でDIM様にご評価いただきました。

人流データを様々な角度から分析したこと、人流データだけでなく現地調査に行ったことなどを、お褒めいただきました。一方で、データの掘り下げ方に改善余地があることを指摘されるとともに、他エリアとの比較方法や仮説検証方法などの、具体的なアドバイスをしていただきました。こうした厳しくも温かみのあるコメントから、私たち学生も多くのことを学ぶことができました。

リアルタイムの定量データと現地調査での質的データを踏まえて潜在ニーズを発掘するプロセスは試行錯誤の連続で、何度も壁にぶつかりました。しかし議論を重ね、より良いものを追求する楽しさを実感することができました。これは私たちにとって何ものにも代え難い経験です。

貴重な機会を与えてくださったDIMの加藤美奈様、浅野礼子様、鈴木俊博様に感謝いたします。

記事:ビジネスマネジメント学群 坂本ゼミ3年 大城 綾莉
※モバイル空間統計は株式会社NTTドコモの商標登録です。
 
 

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