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- 2023年度
- ビジネスマネジメント学群で杉村太蔵氏の地域活性化をテーマとする講演会を開催
ビジネスマネジメント学群で杉村太蔵氏の地域活性化をテーマとする講演会を開催
11月15日、ビジネスマネジメント学群にて杉村太蔵氏の講演会が開催されました。「杉村太蔵」と聞くと、元政治家、コメンテーターといったイメージがあるかもしれませんが、杉村氏は株式会社COCOHARETE代表取締役社長として、出身地でもある旭川市の中心部にある商業施設「旭川はれて屋台村」を運営されています。今回は「私の進める地域活性化と若者への期待」というテーマでお話いただきました。
本講演会を企画したのは、本学の中村泰寛教授。中村教授は、元ジェットスター?ジャパン株式会社取締役会長で、ゼミの活動では、航空?空港に関わる仕事を学んだり、地域活性化と航空会社の関係性について研究しています。
2023年12月15日から、ジェットスター?ジャパンの成田—旭川便が就航することが決まっており、ジェットスター?ジャパン空港本部長の仲介で、杉村氏の招へいが実現しました。
講演会には、中村ゼミの学生に加えて、観光、地域振興、航空関連のゼミの教員と学生の100人以上が参加しました。
杉村氏は、2005年から2009年までの4年間国会議員をつとめ、その時期に夕張市が財政破綻を起こしたことをきっかけに地域活性化を強く意識されるようになったそうです。
杉村氏は全国約500か所を訪問されましたが、地方はどこも活性化されておらず、「元気を感じられなかった」とのこと。田中角栄元首相の時代から地域活性化の話題は出ていましたが、数10年間それは実現していません。そこで、杉村氏は、地域活性化についてより深く学び、実際に事業として取り組むことになったのが「旭川ここはれて」です。
杉村氏はどの地域を活性化させるべきか研究、調査を行った結果、60数か所ある中核都市(函館や宇都宮など)が最も苦境にあることがわかりました。地方中枢都市(札幌や福岡など)に人口が吸い取られ、中核都市は人口が減っていっているのが元凶です。この「中核都市」をどうやって活性化させていくのかが課題となります。
杉村氏は、地域の活性化を図るためには以下3つポイントが大切であり、自身でシャッター街化した商店街を活性化させようと考えました。
- 新規に創業者が増えること
- 雇用が増えること
- 税収が増えること
特に、中核都市で若い人が「自分の店を持とう」と思えることが大切で、杉村氏は、「旭川はれて屋台村」でそれを実践されているとのことでした。
講演会の最後に質疑応答が行われ、学生から「新規創業についてのやり方」「実践に移す行動力?方法」についてなど多くの質問がなされました。杉村氏はひとつひとつ熱心に回答してくださいました。
参加者の多くは、航空、旅行業界に関心ある学生でしたが、今回の講演会では、地域振興におけるLCCの役割、旅行者を誘引するための秘訣、地域活性化のヒントなど、様々な学びを得ることができました。
ご講演いただいた杉村様、講演を仲介してくださったジェットスター?ジャパン様、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
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