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- 2024年度
- BM学群坂本ゼミ×サントリーパブリシティサービス:サントリー商品提案
BM学群坂本ゼミ×サントリーパブリシティサービス:サントリー商品提案
ビジネスマネジメント学群坂本雅明先生のゼミでは、経営戦略?マーケティングを学んでいます。2024年度の秋学期に、坂本ゼミに所属する3年生たちは4グループに分かれて、サントリー商品のマーケティング案の立案に取り組みました。
与えられた課題は、「大学生向けに、〇〇(利用シーン)で、××(飲料)を拡販するためのマーケティングプラン」です。利用シーンや飲料は、学生が決めます。検討の結果、利用シーンは「サウナ」、「温泉旅行」、「スキー場」、「宅飲み」が設定されました。飲料については、もともと大学生をターゲットとした飲料は取り上げてはいけないという制約を課せられました。これは、制約が多いほど発想力が高まるからです。
こうした課題に対し、学生は以下のプロセスで検討を進めました。
[1] インタビュー調査
設定したシーンをよく利用する大学生にインタビューを行い、どのタイミングで、誰と、どのように、どの銘柄の飲料を飲むかなどを聞きました。その結果を整理して主要なキーワードを抽出し、マーケティングプランの軸を設定しました。
[2] 商品選定と特徴の分析
インタビュー調査結果を受けて、拡販する飲料を選定しました。そしてその飲料の特徴を、味だけでなく、パッケージや機能?効能など、幅広い観点から整理しました。
[3] 競合比較
設定したシーンでよく飲まれている飲料を取り上げて、その特徴(内容量、価格、味)や訴求ポイント、消費者評価を整理しました。
[4] ポジショニング?マップの作成
それら競合との違いが明確なるような訴求ポイントを考え、ポジショニング?マップで視覚化しました。
[5] プロモーション策の検討
大学生に知ってもらい、飲みたいと思ってもらい、買ってもらい、そしてSNSでシェアしてもらうためのプロモーション策を、カスタマージャーニーマップを使って考えました。
[6] 期待効果
フェルミ推定も使って年間の販売量を推定し、商品単価と掛け合わせて年間売上高を算出しました。
こうした検討の結果、「サウナ後の飲み物で圧倒的な他社商品と差別化すべく、サウナ前に“薬膳ソーダ”を飲んで体を温める」、「普段ビールを飲まない女子向けに、温泉旅行先のご当地飲料で割る“ビアボール”」、「夏の集客を目指すスキー場とのコラボで、疲れた体に“おうちドリンクバーC. C.レモン”で糖分補充」、「宅飲みで嫌いなお酒を強要されないように、“ほろよい”シリーズの中からMBTIタイプ別に提案」などのマーケティングプランが作成されました。
11月13日の最終発表には株式会社サントリーパブリシティサービス様(以下SPS様)の藤川美和様にお越しいただき、私どもの発表に対してコメントをしていただきました。SPS様はサントリーの企業PRやサントリー商品のプロモーション、カスタマーサクセスを担当されている会社で、藤川様ご自身も様々なサントリー商品のプロモーションにかかわってこられました。
藤川様からは、社会人では思いつかないような学生らしいアイデアが興味深いとお褒めいただきました。「ぜひサントリーへの提案で検討したいです」と言っていただいた時には、お世辞と分かっていてもうれしかったです。もちろん課題も山積で、競合比較をする商品を選定する際のポイントなど具体的なアドバイスをいただいたほか、インタビュー調査結果の読み取りが不十分だといった厳しいコメントもしていただきました。学生では思いつかなかった着眼点でフィードバックをいただき、商品価値の訴求力をさらに高める方法を学ぶことができました。
貴重な機会を与えてくださったSPSの藤川様に感謝いたします。また、毎回厳しい条件設定で課題を与えてくださる坂本先生にも、感謝の気持ちでいっぱいです。
※薬膳ソーダ、ビアボール、おうちドリンクバーC. C.レモン、ほろよいは、サントリーグループが製造?販売する商品です。
※MBTIは、Myers & Briggs Foundationの登録商標です。
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