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LA大矢助教 第3回日本動物分類学会若手論文賞受賞

2024/06/26(水)

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2024年6月15日(土)、鳥取県立博物館にて開催された日本動物分類学会第59回大会において、本学リベラルアーツ学群の大矢佑基助教が第3回日本動物分類学会若手論文賞を受賞し、授賞式が行われました。

「日本動物分類学会若手論文賞」は2021年度に新設された賞であり、日本動物分類学会が出版する査読付き英文国際誌Species Diversity誌において、動物分類学の分野で優れた原著論文を公表した35歳未満の本学会員の筆頭著者に送られる賞です。

大矢助教は、「Description of a new genus of Candimboididae (Polycladida: Acotylea) from the coast of Sagami Bay」という論文でこの賞を受賞しました。大矢助教はサナダムシやプラナリアなどで有名な扁形動物に属するヒラムシ類を対象とする分類学的?系統学的研究に取り組んでおり、この研究では博物館に収蔵されていた標本に基づき新属新種Chimaeriplana japonica(和名:ヌエヒラムシ)を記載しました。研究に使用された標本は、神奈川県の高校教員を務めながら在野でヒラムシ類の研究を長年続けていた故 萩谷盛雄 教諭(1948–2015)が相模湾沿岸で採集したヒラムシであり、遺族によって北海道大学総合博物館に寄贈されたものです。和名の「ヌエ(鵺)」の名が表すように、本種は様々なヒラムシの特徴を兼ね備えており、形態学?進化学分野での展開も期待されます。

大矢助教は、「このような賞をいただけて光栄です。これからもヒラムシ類の分類学的研究を着実に進めてまいります」と受賞の喜びをコメントしました。

授賞式の様子

大矢佑基助教

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