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- 2025年度
- シンガポールで福祉と幼児教育を学ぶ海外研修「シンガポール福祉研修」
シンガポールで福祉と幼児教育を学ぶ海外研修「シンガポール福祉研修」
健康福祉学群は2023年度に改組を行い、新たな海外研修科目として「シンガポール福祉研修」を開設いたしました。その記念すべき第1回目の研修が実施され、7月の事前研修、8月のシンガポール現地研修、9月の事後指導、そして10月の報告会をもって今年度の全プログラムが無事終了いたしました。
シンガポール社会科学大学と連携した現地プログラム
本現地研修プログラムは、シンガポール社会科学大学(SUSS)と連携して実施いたしました。SUSSの教員による講義や街歩きワークショップ、シンガポールの大学生との交流会、現地の幼稚園やファミリーサービスセンター、子ども達や高齢者などが通うコミュニティサービス施設を見学しました。
研修が進むごとに積極的になっていく学生
通訳は帯同していたのですが、学生たちはSUSSの教員の方々からの英語の質問にほとんど答えることができず、研修が始まった当初は、学生たちはとても戸惑っている様子でした。SUSSの教員からも、「みんな、体調悪いの?なぜこんなに黙っているの?」と心配されるほどでした。研修に参加した学生の中には海外が初めてという学生もおり、それに加え、慣れない環境や食事、旅の疲れも影響しているようでした。
しかし、研修中、授業以外でもSUSSの学生たちがシンガポールの若者に人気のあるお店を紹介してくれて、食事や買い物、観光など、本学の学生がシンガポールで楽しい時間を過ごせるおもてなしをしてくださいました。また、保育士としてシンガポールで働いている健康福祉学群の卒業生を囲む会も開催され、海外の働きや暮らしに関する生の声を聞くことができ、学生たちはとても刺激を受けている様子でした。
このような様々な方々の支援により、学生たちも研修内容や現地での過ごし方に徐々に慣れていき、日を追うごとに、積極的に研修に参加するようになり、活発に意見交換ができるようになっていき、非常に充実した研修となりました。
多民族?多文化社会で学ぶ社会福祉や幼児教育
シンガポールは、中華系、マレー系、南アジア系など様々な文化背景で育った人々が暮らす多民族国家です。今回の研修では、他民族?多文化共生社会であるシンガポールにおいて、社会福祉や幼児教育がどのように行われているかを実際に体感する貴重な機会となり、学生たちは多くのことを学ぶことができました。
SUSSの教員の方々が実施してくださった街歩きワークショップでは、シンガポールの社会福祉に関する歴史遺産である建造物などを巡り、シンガポールの歴史と発展の様子に触れ、現在のシンガポールの地域コミュニティがどのような状況なのかを学ぶことができました。また、積極的に障がいのある子どもたちを受け入れている幼稚園を訪問した際には、子どもたちが障がいのある子どもを助け、子ども同士で支え合う様子を窺えました。
多民族?多文化が共存するシンガポール社会では、人々は、それぞれ違いがあることを当たり前のこととして受け止めていました。今、日本社会でも外国にルーツを持つ人々がどんどんと増えてきており、私たちの隣人として暮らしています。研修に参加してくれた学生には、今回のシンガポール福祉研修が、これからの日本社会や国際社会の社会福祉や幼児教育の在り方を考える一助となってくれることを期待しています。
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