髙橋 穂月さん
ビジネスマネジメント学群
2024年9月卒
学群ごとに多彩な魅力のキャンパスが存在する桜美林大学。第3回は、ビジネスマネジメント学群がある新宿キャンパス、芸術文化学群がある東京ひなたやまキャンパス、航空学群がある多摩キャンパスの3つのキャンパスから、異なる学年の3人が自身の活動と桜美林の魅力を語り合います。
キャンパスや学年が違えば、雰囲気や文化の違いもありますが、3人とも口を揃えて「刺激がいっぱいあるキャンパスライフ」だと言います。
元気いっぱいの女性3人が、語りに語った90分。笑いあり、感動あり、脱線ありのガールズトークから、桜美林のキャンパスごとの魅力を感じてください。
髙橋 穂月さん
ビジネスマネジメント学群
2024年9月卒
新宿キャンパス「さくら~ず」*元代表。昨年9月にBM学群を早期卒業して、現在は海外留学に向けて勉強中。在学中はさくら~ずだけでなく様々な活動でリーダーを担う。
二見 真由子さん
芸術文化学群
2年生
東京ひなたやまキャンパス「さくらメイト」*所属。役者として活動をしながら「学生劇団?SCAPE-GOAT(エスケープゴート)」の副主宰を務める。
二見さんInstagramアカウント
@mayumaguro7
永嶋 七望さん
航空学群
3年生
多摩キャンパス「桜フライト」*副代表。昨年初めて鳥人間コンテストに出場したサークル「J. F. Oberlin Aircraft team Ciel」の学年唯一の女性メンバー。
*「さくら?ず」「さくらメイト」「桜フライト」はいずれもオープンキャンパスの企画運営団体。キャンパスごとに団体が存在。
髙橋:髙橋穂月です。去年の9月にビジネスマネジメント学群(BM学群)を早期卒業しました。今は海外の大学院進学に向けて勉強をしているところです。将来はホテル業界などで世界を舞台に活躍できる人材になることを目指しています。
二見:芸術文化学群演劇?ダンス専修の2年生、二見真由子です。役者になりたくて勉強をしています。今は3月中旬に出演する先輩の卒業研究の舞台があるので、そこに向けて毎日練習をしていて、今日は唯一のオフで来ました。充実した忙しさです。
永嶋:航空学群3年生で、この4月から4年生になる永嶋七望と申します。私は元々管制官になりたくて管制コースに入りました。最近は留学したことをきっかけにちょっと夢が変わって、航空業界の総合職とか、そっち側のお仕事をしたいなと思っています。
永嶋:私が通っているキャンパスは多摩センターにある多摩キャンパスです。航空学群は他よりも学生数が少ない学群で、私の学年はジャスト100人しかいないんです。
二見:思ったより少ないんですね!もうちょっといると思った...
永嶋:学群内でコースが4つにわかれているので、授業も本当に少人数。
全学年でも450人ぐらいで先輩後輩ほとんど知り合いで、授業でもサークルでも「さくらフライト」みたいな団体でも、すごく仲が良くて、家族のように過ごしているのが多摩キャンパスの特徴です。
綺麗なキャンパスで、なんか真っ白すぎて(笑)飛行機や空港のようなイメージで、飛行機が大好きな方にとっては本当に素晴らしいキャンパスです。エレベーターホールに大きい地図や、世界中の時間帯があったりとか、お手洗いのサインもパイロットや管制官等のイラストになっていたりしていて...
髙橋:新宿キャンパスもかなりコンパクトで、ビジネスの中心地、新宿にあるせいか、オフィスみたいな雰囲気です。キャンパス内に学生が運営しているカフェがあったり、調理室みたいなところで料理のビジネスのことを研究したりとかしています。そういう実践的な学びが多いのは新宿キャンパスの魅力かなって思います。
BM学群では、ビジネスを学びつつも、どうやって自分が社会に貢献できるかを考えながら勉強していきます。知識だけじゃなくて、人との関わりの中で学んでいくところが大きい学群です。
座学よりは、外に出ますね。海外に行って研究する方もいるし、あの地域のあの企業とか、あのお店とか、って常にコンタクトがあるので、行ってみる、見てみる、聞いてみるっていう機会が揃っています。
授業に毎回ゲストスピーカーが来たりして、その人がどんな勉強されていたのかという話が毎日のように聞けるので、情報というか、得るものはすごく多いです。
二見:東京ひなたやまキャンパスは、芸術文化っていう分野だからなのか、楽しんでやっている人が多いイメージがあります。やりたいことを突き詰めたり、仲間を集めたりとか、自主性があるのも芸文の特徴かなって思います。
自分たちで解決できないことや、力が必要な時は先生に「今、こんな感じで企画しているんですが、どう思いますか?」とか「ここちゃんと詰められているかな」とか聞きにいっています。
桜美林は学生劇団が有名で、演劇系の大学は沢山あるけど、学生劇団がこんなにいっぱいあるのは桜美林の特徴です。私も実際、学生劇団エスケープゴートっていうところで副主宰やっていますが、主宰の男の子から「まゆまぐろ(二見さんのあだ名)、一緒に劇団立ち上げようよ」って誘われて、「え?いいの?やりたい!」って入りました(笑)
永嶋:航空学群は先生との距離がすっごく近い。4階に職員のオフィスがあるんですけども、いつもみんな先生に群がっています(笑)
先生たちもお菓子をくれたりして、今だったら就活の話だったり、学年関係なくお話できるっていうのがあって、先生がいろんな情報をくれたりします。
なんだか大学生っていうよりかは、高校のクラスみたいな感じが強いです。
髙橋:先生との距離は、BM学群も近いと思います。様々な業界から先生が集まっていて、1つ知りたいと思ったら、もう10も100も返ってくる知識をお持ちなので、就活とか業界研究には困りません。授業でコミュニケーションをとれば名前もすぐ覚えてくださいますし、何かあれば聞いてと言ってくださるので、先生と学生の仲はいいと思います。
桜美林って先生や授業からだけじゃなくて、学生同士で学べる環境がどのキャンパスでもあると思います。
二見:ひなたやまキャンパスのメイン企画は体験授業です。演劇分野の実技が学べる大学は少なくて、演劇の歴史とかを学ぶ大学はたくさんあるんですけど、実技を学べる大学は珍しいんです。なので、実技の体験授業が花形の企画になります。
永嶋:航空学を専門に学べる日本唯一の大学なので、お子さんよりも保護者の方が心配みたいで、保護者の参加が結構多いんですよ。お父様お母様だけで来られて「大丈夫ですか?」とか「息子が入りたいって言っているんですけど」とか聞かれることもあります。
私も受け入れる側になって、両親に「私が入りたいって言った時どう思った?」って聞いたりしました。自分の実体験だったり、トークショーで卒業生に話をしてもらったり質問を受けてもらったり。在学生もいろんなお話をして、直接高校生から疑問をぶつけてもらって、みんなで答えて、少しでも不安を取り除いてあげられたらいいなって思ってやっています。
二見:すごい。めっちゃ航空ならでは!
髙橋:BM学群は、ビジネスの視点も取り入れながら、代表がいて副代表がいてその下に枝分かれするような組織を自分たちで作って、そういう人材マネジメントといった社会で通用しそうなところを取り入れてオープンキャンパスを企画、運営しています。
大学で学んだことを、例えばホスピタリティのある空間を生み出すにはどうしたらいいかっていうのを授業で学んできたら「さくら~ず」でやってみるといったことができます。
髙橋:まず、聞く。
全員:大事!!
髙橋:やっぱり不安ゼロの人って少ないと思っていて、これから受験が控えているとか、受かったけど本当に自分に合っているのか確かめたいとか、そういった不安にどれだけ私たち学生が「大丈夫だよ」や「待ってるね」って言ってあげられるかがすごく大事かなと思っています。
二見:まずは笑顔で、「私に聞いてくれていいよ~」っていうオーラを出すようにしてます。
永嶋:自分たちの当たり前は、来場者にとっては当たり前じゃないっていう考えは大切にしています。航空に行きたいって子には、すごく飛行機が好きっていう子もいれば、何かに憧れてとか、両親の職業がとか、いろんな方がいることを理解した上で接するように気を付けています。航空にあんまり興味ない子には、少しでも興味を持って足を運んでくれたことに「ありがとう」って気持ちは常に伝えるようにしています。
髙橋:感謝が一番大事かもしれないですね。ちょっと話しただけの方にも「来てくれてありがとうございました」って言うだけで全然違うような気がします。
永嶋:食堂でご飯を食べていたら声をかけてくれて、その方は私の名前を覚えていて「無事〇〇コースに入れました!ありがとうございました」って言われて。
もう感動!
覚えていてくれて、感謝された時は、やってよかったなって思いますね。
二見:オープンキャンパスでもそうだし、キャンパス内のツアーで教室を見せながら授業の話をしたとか、自己PRの書き方講座のセミナーのアシスタントとか。そういうので出会った子たちが入学してきて、私に「あの時の先輩ですよね」って言ってくれて。「覚えてくれてるんだあ~」って。
髙橋:BM学群は自分たちでゼロから企画をしているので、来場者からのフィードバックで「あの話聞けて良かったです」とか「あそこにいた先輩みたいになりたいです」とか言ってもらえるのは嬉しいです。もっと良いものを作って、そこで新しい出会いを経て、再会になったらもう人の繋がりばかりで、いいことしかない。
永嶋:航空ってちょっと特殊な学群だからこそ、自分たちが高校生のときにして欲しかったこととか、こういうのしてくれたら嬉しかったなっていうのをベースに企画をしています。そうして高校生に「それ良かったです」と言ってもらえると良かったなあって思います。
二見:ひなキャンだと、高校生と大学生が先輩後輩のような、同じ様に芸術でやっていきたいぜっていう仲間みたいな、一緒にできたら嬉しいなみたいな、同じ側にいる感じがします。
お客様がいてこその芸術活動だったりするので、来場者をお客様って思う面と、仲間だよねっていう連帯感がいいバランスで両立している感じがします。
髙橋:私の大学時代は、コミュニケーションしかしてなかったって言ってもいいぐらいです。リーダーとしての経験をかなりさせていただいて、ゼミとさくら~ず代表、留学時のチームリーダー、アカデミックワークショップっていうBMのコンペ大会みたいなものの実行委員長とかをしていました。
やっていく中で出会いがあったり、自分の考えが変わっていったり、成長したなというか、得たものが大きかったなって思っています。
自分がリーダーとして大切にしていたのが、話し方や伝え方で、さっきの話なら感謝をどう伝えていくかとか、信憑性があって心がこもった伝え方みたいなのは意識しています。
永嶋:私は代表の1個下のポジションが多くて、桜フライトも副代表で、あと大学祭の実行委員会に入って、サークルも鳥人間サークルに入っていて、学年唯一の女子メンバーなのもあって副代表という支える立場です。なぜ自分ができているかっていうと、周りのサポートがあるからです。こっちが助けを求めてなくても、支えたり後押ししてくれたり、そういう人がたくさんいます。
特に留学した時は、皆で不安を共有したり、分からないことを聞きやすい雰囲気を作ったり、皆と一緒だからめっちゃコミュニケーション取れているのかなって思いました。
(鳥人間サークルなんですね)
鳥人間サークルは私が入ったときはまだ設立2年目で、去年初めて出場して、目標よりもすごい遠くに飛ぶことができました。実は、メンバー以上に先生たちの野望があって、学生の頃に本当は飛ばしたかったけど飛ばせなかったとかあるみたいです(笑)
二見:相手に何かを伝えようとして作られた芸術は……それは言葉かもしれないし、演劇かもしれないし、音楽かもしれないし絵かもしれないけど、全部コミュニケーションだなって思います。
今も結構難しいテーマの、生き辛さについての作品をやっているんですけど、まず作品に向き合う中で、役者?裏方内にたくさんのコミュニケーションがあって。そのコミュニケーションがお客様に届いて、またお客様同士で、これってこういう解釈もあるな、でもこうかもしれないってコミュニケーションが生まれる。
そういうコミュニケーションの連鎖を生み出していく最初のエネルギーが芸術に求められているのかなって感じます。
髙橋:桜美林は、自分が動いたらその分だけ環境が答えてくれます。周りが手伝ってくれたり、支えてくれたりとか、選択肢をくれたりとか味方になってくれます。それは先生に限らず、学生同士も先輩後輩関係なくです。
経験する場数は圧倒的に多くて、関わる人とか、経験するコミュニケーションの数が多いと思います。
社会に出たら絶対誰かと関わってお仕事とかしなきゃいけないと思うし、社会に出る一歩手前の大学で、それに近い経験を常にできているからじゃないかなあ。
二見:独創性で言えば、ついこの間まで卒業制作の作品がキャンパス内にバーッと展示されていて。そういう他者の作品やアイデアを日々、知らぬ間に、うんと浴びられます。図書館も芸術関係の本がいっぱいあって、すごく得るものが多い。
さっきも言ったような学生劇団とか、卒業研究公演とかも多いので、独創性を磨かれるというか、自分がやりたいことを突き詰めていくための環境が整っていて、インプットとアウトプットに溢れた場所だなって思います。
永嶋:行動力もやはりチームで働く航空業界では大事です。自分がおや?って思ったり、おかしいなって思った時に行動しないと何千万、何百万人のお客様の命に関わるよっていうのも、常にいろんな授業で言われています。
コミュニケーションも航空業界では大事だからこそ、先生たちも、1人しょぼんってなってる子がいたら「何かあったら言いなよ」と話しかけてくださったりします。
航空業界全体に、みんな仲間っていう感覚があります。
私は今学んでいる仲間と同じ業界で働くのが夢です。先生や、外部講師とかで出会う現役で働かれてる方に「私も航空業界で働きたいんです」って言った時に返ってくる「待ってるよ」とか「一緒に働こうね」っていう一言が、頑張ろうって思えるんですよ。
出会った縁を大切にしながら、同じ空港だったり、同じ空の上で働くために頑張ろうって思います。
二見:いろいろな選択肢があって、学生劇団を立ち上げるとか、この企画やろうとかサークルとか委員会とか、刺激物がいっぱいあります。
刺激がいっぱいで、他の人もやっているから自分もやってみよう!みたいなことが起きやすいです。
永嶋:刺激は確かに!もう毎日すごく感じる。
髙橋:大学って、高校生までとだいぶ環境が変わりますよね。1人の人間としてどう他者と関わるかとか、社会と関わるかみたいなことを学ぶ場でもあると思うので、専門的な知識を学ぶ以外に、人との関わり方が勉強できます。
永嶋:個性の強い子が多いほど、何か刺激をもらえるし、いいな、羨ましいなってなることもありますし、そういうので変われるなって感じます。
流されないっていうか、「私はこう思うよ」とみんな自分の考えをもっていて、周りの人も否定せず「そういう考えもあるんだね」と受け入れてくれる人が多い。
髙橋:個性強めってよく言われますよね(笑)
二見:なんかコイツに出会えてよかったっていう学生がいっぱいいます(笑)