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新しいスクールアイテムを考えよう~ファッションビジネス×オンワード商事の取り組み②~

2022/01/25(火)

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1月19日(水)、オンワード商事株式会社(以下オンワード)との連携による寄付講座『ビジネス演習(ファッションビジネス)』で、最終プレゼンテーションが行われました。この実習は、オンワードによる講義で制服ファッションビジネスの産業構造を理解し、「新スクールアイテムを考える」をテーマに、マーケティング視点から商品開発に挑戦するもの。春学期の中間プレゼンテーションでは、マーケティング調査から、コンセプト立案までを行い、秋学期は新スクールアイテムの企画、商品開発に取り組みました。

当日は、オンワードから8人の社員が来校され、5つのグループに分かれた学生が、社員の方々の前でプレゼンテーションを行いました。

学生たちは、実在する学校をターゲットに定め、コンセプトを立案。実際にその学校に通う高校生やその保護者、高校の先生、地域の方々にマーケティング調査を実施し、リアルな意見を元に、新スクールアイテムを考えました。高校生が感じている課題を解決するだけでなく、その他ステークホルダーの要望を叶えることができると提案されたアイテムは、制服をはじめ、ポロシャツやサマーカーディガン、情報端末機器のケース、ローファーに代わる靴など多岐に渡りました。制服のアイテムだけでも、自己を表現できるバリエーションが豊富なものや、着崩しを防止するためにスカートの裾にエンブレムを付けたもの、車の光に反射する糸を用いたもの、エンブレム自体をリデザインしたグループもありました。 中には、日本の制服ブームが起きていることに着目して、中国市場への進出を提案するグループもあり、オンワードの方々を驚かせました。

※撮影時のみマスクを外しております

発表後はオンワードの方々から、プレゼンテーションに対する総評と、実際に商品として形にするためのアドバイスをいただきました。本講座のご担当者であるオンワードの寶達徹さんは「ファッションビジネスの業界で課題とされているローファーを取り上げた着眼点や、SDGsやICT化などを考慮した素材選び、新しい市場への挑戦など、どのアイディアも脱帽するものばかりだった」と学生たちを評価しました。本講座を担当する馬塲正実准教授は、「皆さんが講義で学ぶ内容は、業界や市場で起きている事象を抽象的に表したもの。今回のような演習では、学んだ知識を“スクールアイテム”という具体的な事例に落として考える実践の場である。今後も起きた事象を抽象的にとらえる視点と、学んだことを具体的な課題に落として考える、そんな学びを続けてほしい」と話しました。

なお、最優秀グループとしては、スクールバッグに着脱可能な情報端末機器のケースを提案したグループが選ばれました。

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