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認知症とともに生きるまちづくり

2023/06/22(木)

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健康福祉学群社会福祉学専攻の授業「社会福祉入門」で、認知症とともに生きるまちづくりのワークショップが行われました。この講座は、町田市役所いきいき生活部高齢者支援課が主催するもので、2週にわたって開催されました。
町田キャンパスが位置する東京都町田市では、認知症である「私」、これから認知症になりうる「私」が、これからどう生きていきたいか、どんな地域であってほしいのかを、16のビジョン「16のまちだアイ?ステートメント」としてまとめました。受講した学生たちは、1回目の講座で、認知症についての理解を深め、実際に認知症を患っている3人の方とそのご家族にお越しいただき、現在の生活の様子や今の気持ちを聞きました。

登壇された3人の方とそのご家族からは、「“忘れてしまう人”と思われるのが悔しい。自分でもなんで忘れてしまうのか分からず、困ったことはたくさんある」「『認知症になっちゃったんだから忘れてしまうのは仕方ないじゃない』と思うようにしている。患っている人は皆大変な思いをしている。どうか『なんでそんなこともできないの』と言わないでほしい」「目を離したすきに居なくなってしまうことがある」「普段は介護施設に通い、楽しく参加させていただいている。特別扱いをしてほしくないから、皆さんに認知症について知ってほしい」といったお話をいただきました。
学生たちは、リアルな声に耳を傾けるとともに、認知症の方とそのご家族の方の気持ちに寄り添いました。

2回目の講座では、聞いたことをもとに、登壇いただいた3人の中から1人にフォーカスをあて、「私にできること」「私たちがチームになったらできること」を考えました。印象に残った登壇者ごとグループに分かれ、「○○さんをサポートするために自分たちにできること」を話し合い、発表を行いました。「認知症についての講演会を開き、知識を広めていく」「認知症患者の家族を対象とした講座を開く」「認知症の方も交えたサークル活動を行う」など、身近にいる認知症のことを知らない人に知ってもらうきっかけをつくるアイデアがたくさん出されました。
履修していた岩本健正さん(社会福祉学専攻1年)は「認知症について全く知識がなかったので、今回深く知ることができて良かった。特別扱いすることなく、相手の気持ちを考えて接することが大事であると学んだ。正面から話しかける、相手のペースに合わせるなど、自分にもできそうなことが多くあったので今後実践していきたい」と話しました。

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