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- 2023年度
- 理科4専攻合同ゼミ発表会を行いました
理科4専攻合同ゼミ発表会を行いました
12月20日(水)、理科4専攻(物理学、化学、生物学、地球科学)合同のゼミ発表会が行われました。今年度は、宮脇ゼミ、森ゼミ、河本ゼミ、磯崎ゼミ、片谷ゼミ、菅原ゼミ、坪田ゼミ、大脇ゼミ、大矢ゼミから総勢40人の学生が、自らの研究成果を披露しました。文系領域も含めた多様なテーマが取り上げられ、まさにリベラルアーツの精神を体現する発表会となりました。文献調査から実験、観測、フィールド調査に至るまで、多岐にわたる研究方法が採用され、教員の個々の研究テーマの多様性を尊重する姿勢もうかがえました。
発表後の質疑応答も活発に行われ、学生からもいくつかの質問が投げかけられました。例年、発表者が発表を通じて学ぶことだけでなく、他の学生の発表を聴くことから学ぶ効果を目的としており、その効果は十分にみられたといえます。
最後に磯崎先生からの講評があり、卒業研究に向けてさらに研究が進捗することを期待することや、質疑が活発であったことが大変喜ばしかったことなどが述べられました。
今回は特に、磯崎ゼミ、大脇ゼミ、大矢ゼミの三つのゼミにスポットライトを当て、そのゼミ活動と発表会の様子を詳しくご紹介します。
磯崎ゼミでは、太陽光に含まれる紫外線の防御対策について学びました。テキストの輪読により知識を身につけた後、「サンスクリーン剤(日焼け止め)や衣服でどの程度紫外線を防御できるのか?」がわかるような実験を考えました。考案した実験を、夏に行われたオープンキャンパスで高校生らに演示したところ、「すごい」「面白い」などと好評を得ることができました.写真は、本発表会で行った紫外線防御の演示実験の様子です。
ゼミ生らは「私たちの生活とは切っても切り離せない関係にある紫外線について、正しい知識と対策を学べてよかったと感じました。専攻演習を通して、元々興味のあった化粧品だけでなく、光化学への興味が深まり、勉強の意欲が高まりました。」「日焼け止めや紫外線カット素材の衣服を、効果があると信じて使用していました。自分たちで実験を考え演示することで、紫外線についてより深く学ぶことができました。」と語ってくれました。
大脇ゼミには12人の学生が所属し、実際に野外に出て昆虫を採集して、昆虫の多様性や分布様式などを体感しました。専攻演習ⅠとⅡの前半では、町田キャンパス周辺や八王子市長池公園などで季節を通じて昆虫を採集し、標本作製とその意義学びました。専攻演習Ⅱの後半では、採集データに基づく昆虫の分布や季節性の解析、および理科合同ゼミ発表会の発表を通じて、生態学の研究プロセスを学修しました。
学生からは、「野外での昆虫採集を通じて、生物の多様性やその生息環境について学ぶことができた」「長池公園での昆虫の展示制作は貴重な体験になった」「データのとりまとめや図表の作成は大変だったが、データ解析を通じて昆虫の分布や季節性が明らかになって面白かった」などの意見がありました。
大矢ゼミでは5人の学生が活動しました。春学期は大学周辺の水路や磯環境に生息する無脊椎動物の採集?観察を行いました。秋学期は標本からDNAを抽出して遺伝子配列を決定するまでの一連の手法を学びました。
ゼミ生の1人(メジャー:生物学/マイナー:ビッグヒストリー)は「大学近辺にある変哲もない川底や観光地である江ノ島にも様々な動物が生息していることを学びました。また普段は観察することが難しい生物の観察や解剖を通じて自分の知識も増えたほか、生物を採集したり種同定したりする難しさも実感しました。この一年間でゼミ生の全員が「これが推し!」と言えるものを見つけることができ、みんなで楽しく学ぶことができたと思います」と語ってくれました。
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