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世代を超えた交流~大学連携型CCRC「桜美林ガーデンヒルズ」入居者と大学生の活動記録~

2024/06/07(金)

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2017年に開設した「桜美林ガーデンヒルズ」は、サービス付き高齢者向け住宅の敷地内に、桜美林大生が住む学生棟と子育て世代が住む一般向け住宅を備えた大学連携型CCRCです。CCRCとは、高齢者が健康なうちに入居し、生涯をまっとうできる生活共同体のことで、高齢者を単なる介護サービスの受け手と捉えず、現役世代と生活の場を共にすることで、地域で自分らしく暮らし続けられる「生涯ジリツのまち」を目指して運営されています。
「桜美林ガーデンヒルズ」は、本学の「老年学」をはじめとする教育研究の成果を社会に還元し、健康長寿の実現に向けた実践的な活動を提供する場、また学生にとっても入居者との交流を通じて、様々な気づきや学びを得られる貴重な教育実践の場となっています。
入居者は、学生との交流をはじめとするさまざまな活動を通じ、施設の内外を問わず主体的に地域イベントに参画。施設としても産官学民での連携を深めながら、より開かれた「まち」への実現へ動いています。

コロナ禍などの影響もあり、近年は入居者の方と学生たちの交流する機会がなかなかありませんでした。今年度より取り組みが戻りつつあるので幾つかをご紹介します。今後もこうした取り組みを継続していく予定です。

東京ひなたやまキャンパス見学会&授業参加 with芸術文化学群

5月22日(水)、桜美林ガーデンヒルズの入居者8人を東京ひなたやまキャンパスに招待し、キャンパスツアーを開催しました。入居者の方たちは学生たちの誘導で、桜美林芸術文化ホール前の広場で学生団体のパフォーマンスを鑑賞。その後学食でお弁当と柏餅を購入し、学生に囲まれる中での昼食タイムとなりました。学生たちに交じる入居者の方々は女子学生のような楽し気な表情をしていました。入居者の方たちは、図書室やアトリエ、工房、ダンススタジオ、音楽ホールといった東京ひなたやまキャンパスの特徴的な施設を見て回りました。脚が悪くて普段はあまり出歩かないという方も、興味津々の様子で、キャンパス内を自分の力で最後まで歩ききり、本格的な施設や環境に終始感激していました。

稲田奈緒美教授の「舞踊作品研究A」では、学生たちと一緒に講義を聞き、馬征宏先生の「東洋演劇演習A」では、長槍を使った京劇の稽古をしている様子を見学し、迫力あるパフォーマンスに興奮した様子でした。
「学生さんが挨拶をしてくれて嬉しかった。最近の若者も優しい子が多く、安心した」「ホールでの学生さんのダンスや歌、パフォーマンスを鑑賞したい」「一緒に踊ってみたい」「大満足の一日だった」との感想が寄せられました。

園芸ボランティアとボッチャ体験会 withリベラルアーツ学群×健康福祉学群

5月25日(土)は、リベラルアーツ学群のサービスラーニング実習の履修学生4人と健康福祉学群の学生1人が入居者の方と一緒にエキセントリック体操やボッチャをしたり、畑や花壇の手入れ作業を手伝いました。

ボランティアに参加した学生からは「自分は普段からスポーツをしているので、エキセントリック体操は筋力的にきつくないだろうと思っていましたが、実際にやってみるとシンプルな動きでもとても心拍数が上がり全身に効果的なトレーニングだと感じた。ボッチャは一見簡単そうですぐにできると思っていたが、やってみると思っていた以上に難しいことがわかった。入居者の方のほうが自分より全然うまくてとても驚いた。また参加したい」と話しました。

授業「食と健康のコミュニティデザイン」に登壇 with健康福祉学群

5月27日(月)は、健康福祉学群社会福祉学専攻の野村知子教授の授業「食と健康のコミュニティデザイン」に入居者の方が登壇しました。 学生たちは事前に、高齢者の定義や身体的、精神的に表れる変化について調べ、高齢者の健康に有効な介入(運動、バランスのとれた食事、社会参加)について学びました。その上で、入居者の2人に「なぜ桜美林ガーデンヒルズへの入居を決めたのか」「どのような生活を送っているのか」などをお聞きしました。

履修した学生たちからは、「イメージしていた80代よりもすごくアクティブで驚いた」「多趣味であることが若さの秘訣だと感じた」「桜美林ガーデンヒルズは福祉施設として高齢者を見守りつつも、個人のやりたいことを尊重しているように感じて楽しそうだった」「食事は摂る内容だけでなく、誰とどのように食べるかが今後の健康に大きく影響するとわかった。お2人の話から食事はコミュニケーションの場としてとても重要な役割を担っていると感じた」「信頼できる友人関係を築くことの大切さを改めて教えてもらった」「ボランティアの大切さを学ぶ度に、自分には小さなことしかできないと思っていたが、ボランティアはその活動だけではなく、高齢者や地域の人と会話をする時間自体に価値があると知ることができた」「人生100年時代と呼ばれるなか、高齢者自身が生きがいを持って生きられるように、CCRCのような取り組みがもっと全国に広まって、健康に長生きできるような社会になったらいいと思った」と感想があがりました。

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