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BM 坂本ゼミ×電通:SNSをバズらせる提案

2024/07/18(木)

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ビジネスマネジメント学群坂本雅明先生のゼミでは、経営戦略?マーケティングを学んでいます。
2024年度の春学期に、坂本ゼミに所属する3年生たちは、株式会社電通様にご協力をいただき、SNSを活用したマーケティング案の立案に取り組みました。
与えられたお題は、「ブラックサンダーを女子大学生に拡販するためのSNSマーケティング」です。ブラックサンダーは男性や子供には非常に人気がある反面、若い女性にはまだまだ普及していません。そこで、若い女性の間でバズるSNSを考えるというものです。
製造元の有楽製菓株式会社には許可をとっていませんが、坂本先生が勝手に決めてしまいました(笑)

6月12日に電通の谷内宏行様と河野紳一様に本学にお越しいただき、SNSマーケティングについてご講演いただきました。
谷内様からはバズが発生するメカニズムを解説いただきました。従来のマスメディアとは関係性が異なり、好き同士がつながること。そしてその好きを、エモさだけでなく本物っぽいコンテンツにしなければ信頼されないなどの秘訣を説明いただきました。
拡散状況をネットワーク分析で説明いただいたことも、興味深かったです。好き同士の限られた世界で話題になるだけでは、商品の拡販はできません。一般の人につながる、媒介となる人に届けなければならないと理解しました。

河野様からは、メジャーなSNSの特徴やチョコレート市場に関する各種データを説明いただきました。
広告は創造性やアイデア勝負だと考えがちですが、現状のポジションや競合商品の状況をきちんとおさえておかなければ、地に足のつかない議論になってしまうと感じました。

こうした説明を聞いた上で、以下のプロセスで検討を進めました。
[1] 商品の特徴の整理
ブラックサンダーの特徴を、味だけでなく、パッケージや機能?効能、販売方法など、幅広い観点から抽出。
[2] 伝えたい「好き」の検討
ブラックサンダーを、いつ、どこで、誰と、何のために、どのように食べたいかをヒアリングを通じて整理し、女子大学生に伝えたいベネフィットを検討。併せて、従来の商品イメージとの違いを、ポジショニングマップで整理。
[3] ペルソナ
共感してもらえそうな人の特徴を整理。属性や生活?食事様式に加えて、SNSでよく見るコンテンツや検索に使う#(ハッシュタグ)、フォローしている有名人、入っているコミュニティーなどを整理。
[4] コンテンツの作成
使用するSNSを特定した上で、コンテンツを作成。今回は、頑張って動画を制作!生成AIを使ったサンプル写真も。
[5] SNS以外のマーケティング施策との連動
他の媒体での広告宣伝やキャンペーン、店頭プロモーションなどをカスタマージャーニーマップで検討。

こうした検討の結果、「就活の合間の小さな幸せ」、「人目を気にせず買えるダサくないブラックサンダー」、「失恋して情緒不安定時の“不安にサンダー”」などをコンセプトとするプロモーション策が提案され、7月3日の最終発表で電通様にご評価いただきました。
電通様からは「エモさも上手に表現されている」、「BeRealなど各メディアの特徴を捉えてクリエイティブが展開されている」などのお褒めいただきました。一方で、「様々なメッセージを伝えようとするのではなく、優先順位を考えた方が良い」、「受け手側にも発信してもらう仕掛け、つまりバズらせる仕掛けを購入者目線で考える必要がある」などの具体的なアドバイスをいただいたほか、「アイデアとしては良いが、ビジネスとして成立させることは難しい」といった厳しいコメントもいただきました。

学生の視点とは違った、広告業界に従事しているからこその本質を突いたフィードバックから、私たち学生も多くのことを学ぶことができました。貴重な機会を与えてくださった電通の谷内様、河野様に感謝いたします。
また、優秀賞?参加賞として様々なバリエーションのブラックサンダーをご用意いただいた坂本先生にも感謝です。

記事:ビジネスマネジメント学群 坂本ゼミ3年 笠井愛花


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