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プロスポーツの現場で学ぶトレーナー実習ーFC町田ゼルビアの練習見学ー

2024/09/19(木)

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9月10日(火)、9月11日(水)、健康福祉学群の「アスレティックトレーナー現場実習」を履修する学生14人が、FC町田ゼルビア(以下ゼルビア)の練習を見学し、現場でのトレーナーの動きを学びました。

この実習では、実際のスポーツ現場での活動を通して、トレーナーとして必要な姿勢?技術を身に付けることを目標とし、様々な種目のプロチームの現場を体験するもの。履修者は、JPSUスポーツトレーナーの資格取得を目指しています。ゼルビアと本学が地域連携事業の一環としてオフィシャルクラブパートナー契約を結んでいることから、昨年度より練習見学が実現。学生たちは、ゼルビアをはじめ、アメリカンフットボールチームの「ノジマ相模原RISE」などのプロのスポーツチームの練習や施設を見学し、現場で働く人の声をきくことができる貴重な機会を得ています。

練習見学では、ウォーミングアップの指揮をとるトレーナーの動きを見学。その日の気温や選手のコンディション、また試合までのスケジュールに合わせてメニューを調整するとのこと。この日は朝から蒸し暑く、日中は34℃まで上がる予報だったため、グラウンドには氷をいれたアイスバケツが用意されていました。
次にクラブハウスの見学をし、メディカルルームやトレーニングルームに入らせていただきながら、メディカルコーディネーターの山本晃永さんから施設や機器について、またトレーナーの役割について説明を受けました。グラウンドでの練習の対応をするトレーナーと、屋内でリハビリを担当するトレーナーに分かれていることや、けがをして練習から離れている選手のリハビリ経過をコーチとどのように連携しているのかなど話を聞きました。整えられた設備や見たことのない機器に学生たちは目を輝かせていました。

見学後は、黒田剛監督、佐々木康之チーフトレーナーとの質疑応答の時間をいただきました。学生からは、佐々木チーフトレーナーに対して「ゼルビアで行っている暑さ対策」「メディカルバッグの中身」「冬の時期の練習に意識したほうが良いこと」「シーズン中の過密スケジュールの中で選手のコンディションを整えるために行っていること」「監督とスタッフの連携で大切にしていること」などの質問が上がり、黒田監督には「選手と関わるときに意識していること」「どうやって戦略を立てているのか」「大人数をまとめるときに意識していること」「挫折の乗り越え方」など様々な角度から質問が挙げられました。どの質問にも丁寧に答えていただき、黒田監督からは「これからの人生で苦しいことや挫折を経験しても、ぶれない芯を持つこと、周りの人の声をとにかく聴くこと、この2つを大事にしていればきっと乗り越えられる。スポーツへの関わり方はさまざま。皆さんが目指している夢を叶えられるように頑張ってください」とエールが送られました。

今回参加した大西和輝さん(健康福祉学群スポーツ科学専攻4年)は野球の指導者になることを夢に大学院への進学を目指しており、「自分が思っていたよりスタッフの人数や役職が多いことに驚いた。それぞれに役割があり、こうやってチームは成り立っていると知った。またアメリカンフットボールの現場にも行かせてもらったが、競技が違うと設備などの環境、また取り組んでいることも全然違うことも知ることができた」と肌で感じたことを話しました。メディカルトレーナーを目指す森田るなさん(同3年)は「選手たちの意識の高さをトレーナーから聞くことができ、ハイレベルな練習を実際に見ることができてとても感動した。普段の練習にもファンの方がたくさん見に来ていて、選手たちはプレッシャーを感じながらも、支えられている自覚を持ってプレーしているんだと知った。私は高校時代に整体などで体だけでなく心も整えてもらった経験があり、今回の見学を通して改めて、選手がベストな状態でパフォーマンスができるように、選手を支える仕事に就きたいと思った」と意思がさらに固まった様子でした。

一括りに「トレーナー」といっても担当する分野や担う役割が異なるたくさんの人たちが選手のコンディションを支えていること、コーチや管理栄養士をはじめ、試合運営、広報、ファンクラブ、グッズ、地域振興などさまざまな形でチームを支えるスタッフがいることを、現場を見て改めて知る機会となりました。またすべてのスタッフが口をそろえて「選手、チームのために」取り組んでいると話す姿を見て、スタッフの競技に向かう姿勢を肌で感じられた時間でした。

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