ソングリーディング部 学年リーダー 遠藤 真耶
全員でチーム力を高め合う、そのために私は一番アツくありたい
ソングリーディング部 学年リーダー
遠藤 真耶 健康福祉学群 3年
京都府 龍谷大学付属平安高等学校出身
表現することがチアダンスの魅力だと知った
中学1年生のとき、ダンス好きな母の勧めで競技を始めました。中高一貫の学校で6年間チアダンス部に所属。そして、高校2年生のときに出場した全国大会の大学編成部門でソングリーディング部CREAMの演技を初めて見ました。
手先指先まで意識したダイナミックな踊り、体全体で表現していることがひしひしと伝わる演技に、感動しました。演技を見て感動するということは普段あまりないのですが、心の奥が温かくなるような気持ちにさせられました。それが、私のチアダンスに対する価値観が変わった瞬間でもあります。今まではミスをしないこと、決められた通りにやることを重視していたのが、表現の魅力に気づいたのです。それからCREAMは私にとって憧れの存在になりました。
入部して驚いたのは、上下関係が良い意味でないということでした。気持ちを大切にしていて、呼吸感や一人ひとりの思いをつなぎながらひとつの演技をつくっていきます。そして、自分たちの限界をつくらず、常に進み続ける根性や熱気があるからこそ、チームとして成長し続けているのだと思います。
みんなの心を動かしたい、そのために自分の心を動かし続ける
私が1年生のとき、全国大会前の練習でなかなか良い演技ができない時期がありました。ただの演技のミスというのではなく、呼吸や気迫がうまくそろわなかったのです。そんな私たちが当時の部長に言われたのは「心で踊れ」という言葉。自分たちの心が動いているからこそ出る手先指先の動き、表情がある。それがなければ、人の心を動かすことはできない。そんな思いが込められていました。
この言葉をきっかけにみんなの心が熱くなり、そのあとの演技はまったく違うものになりました。踊りながら鳥肌が立つくらい、「これだ」と思える演技ができたのです。人の心を動かすには、まずは自分たちの心が動いていなければならないことを思い知らされました。そして私も、常に自分の心を動かし続け、みんなの心をぐっと動かせる存在になろうと決意しました。学年リーダーになったことが自信につながり、その思いはさらに強くなりました。必ず私がCREAMを変えます。そして、絶対優勝させてみせます。
一人ひとりの力を掛け合わせて日本一のチームになる
優勝するためには、みんなで力を合わせ、チームをつくり上げていかなければなりません。学年リーダーとして私はコミュニケーションを大切にし、上級生の言葉だけでなく、下級生の意見も聞き、全員で意見や考えを出し合えるようにしています。時にはぶつかり合うこともありますが、すべてはチームの勝利のため。「じゃあやってやる!」という強気の心が、さらにチームを強くすることへもつながるのです。
この数年間、CREAMはずっと2位に甘んじてきました。この状況を覆すために、部員全員が一つになり、日本一のアップ、日本一のバレエ、日本一の練習で私たちは日本一のソングリーディング?チームになります。そのために私が目指すのは、全員で力を合わせる掛け算のようなチーム。1×100は100ですが、0×100は0にしかならない。つまり、一人でも0がいるとチームとして0になってしまうからこそ、全員に熱量をもってもらいたいと思います。だから私は、毎日の練習に惜しみなく取り組みます。見過ごさない、妥協しない。そうしたチーム一番のアツさでみんなを引っ張っていきます。