女子バレーボール部 板垣 麻衣
バレーをしないと私じゃないから、ずっと関わり続けたい
女子バレーボール部 ライト
板垣 麻衣 健康福祉学群 3年
長野県 東京都市大学塩尻高等学校出身
バレーを笑顔で楽しむ。その桜美林らしさに惹かれて
みんな笑顔で、バレーをするのがすごく楽しそう。それが、桜美林大学女子バレーボール部の練習に初めて参加した時の率直な感想でした。高校で所属していたのは全国を狙う強豪チームで、もっとクールでストイックな雰囲気。笑顔が弾ける桜美林の空気とはかけ離れていたので、そのギャップが衝撃でした。実はバレーボールは高校まででやめようかと考えていたのですが、バレーをしていないと自分じゃないような気もして、「こういうところでバレーをするのもいいな」と桜美林大学に進学しました。
私が入部した時は、まさにチームが変わろうとし始めたころ。1部リーグ昇格という目標を掲げ、練習もハードなものにシフトしている真っ只中でした。その厳しさに、これまでのようにバレーを楽しめないという葛藤を抱えている先輩の姿を目にすることも。それでも「桜美林らしさを忘れないようにしよう」と口々におっしゃるのを聞いて、1年生として練習についていくのに必死ながらも、バレーを楽しむ気持ちを常に大事にしたいと思いました。
肌でひしひしと感じた、勝ちたいという強い思い
2019年の春季リーグはライトとして試合に出させていただきましたが、1部リーグでの初勝利となった筑波大学戦のことは1年以上たった今でも鮮明に覚えています。その前日、日本体育大学との試合に5セットまで持ち込んだ末に敗れたのですが、今までにない悔しさをチーム全員が感じていました。次こそは絶対に勝ちたい! その気持ちがばねになり、筑波戦当日は熱意が前面に溢れてました。覇気と言いますか、あの時の熱量は肌にひしひしと伝わるものがあったと思います。
私はライトなので、試合中は終始「3枚攻撃でライトにトスが上がったら絶対に決める」という強い気持ちで戦いました。考えるよりも先に体が動く、まさにそんな感覚で4セットを戦い抜き、無事勝利した時は喜びのあまり逆に力が抜けてしまったほどです。この勝利は自信にもつながりましたし、プレーの面でも、長身揃いの筑波大学を相手にしたことで高いブロックをかわす技が身につきました。
食事や体のケアも学んだ。将来はそれを誰かに伝えたい
大学でバレーをするようになって変わったことの一つに、食事をはじめとする生活面への意識があります。高校の頃は寮生活で食事の管理をしてもらっていましたが、大学からは一人暮らし。練習と学業に忙しく食事がおろそかになると、あからさまに体力が低下し、最初の2年間はとても苦労しました。コーチが開いてくれた食事の講習会などで徐々に栄養の知識が付き、今ではだいぶ改善されています。腰を痛めて練習に参加できなかったときは医療の専門の方から痛みのケア方法や正しい体の使い方などを教わり、そうした経験から、自分も将来は選手のサポートをする仕事ができたらと思うようになりました。
その他にもコミュニケーションや自分の意見を伝えることの大切さなど、部活動を通じて様々なことを学んでいます。こうした学びを活かし、卒業後はバレーやスポーツに関わる仕事に就きたい。桜美林大学のバレーボールは、私にそんな新たな夢ももたらしてくれました。