リベラルアーツとは
社会のありとあらゆる問題にさまざまな角度から立ち向かうことができる、
それがリベラルアーツの「学び」。
そこで必要になるのがリベラルアーツです。専門をひとつに絞るのではなく複数の領域を学び融合させることで、実社会の複雑な問題にさまざまな角度から立ち向かうことができる総合力を育てるのです。
リベラルアーツを知る
古代ギリシアで誕生した人間を束縛から解放する知識で、
専門の学科や職業課程とは区別されるもの。
リベラルアーツとは元来、人間を良い意味で束縛から解放するための知識や、生きるための力を身につけるための手法を指します。古代ギリシアで生まれたこの概念は、やがて古代ローマに受け継がれ、言語系 3 学(文法?論理?修辞)と数学系 4 学(算術?幾何?天文?音楽)で構成される自由 7 科(セブンリベラルアーツ)に定義されました。
その後、17 世紀のイギリスを経てアメリカに継承され、現在のアメリカのリベラルアーツ?カレッジでは少人数制による基礎的な教養と論理的思考力の習得に重点を置いています。
図:12世紀に描かれた「哲学と自由七科」を表す図(Philosophia et septem artes liberales, as illustrated in the Hortus deliciarum. Herrad of Landsberg, 1180)
いま、必要とされるリベラルアーツ教育
実社会で必要とされている、多角的思考?批判的思考?実践的思考を育成。
社会課題が複雑化している現代社会では、幅広い総合的な知識、高度な専門性、的確な判断力と実行力を持つ人材が求められます。 このため、従来型の狭い領域で一つのことを中心に学ぶような単線型専門教育では対応できません。
そこで必要とされるのがリベラルアーツ教育です。多様な領域を学び、総合する力をつけることで学問分野の壁を越える多角的思考、幅広い視野のもとで意味を問い直す批判的思考、課題解決に向けて能動的に活動する実践的思考を身につけ、物事を的確に判断し、解決に導く力を養います。この力は、今まさに社会で必要とされている力ともいえます。
桜美林大学リベラルアーツ学群の学び
大学で学ぶべき学問領域を網羅し、自由に、自主的に学ぶ。
リベラルアーツの学びを実現するには学問分野を超えた学びが必要です。桜美林大学のリベラルアーツ学群では人文?社会?自然?統合の 4 領域、合計 30の学問分野からなるプログラムを用意しており、大学で学ぶことができるほぼすべての学問領域を網羅しています。学生たちは、これらの分野から学びたい科目やメジャー?マイナーを選択して組み合わせ、自分の関心や将来の目標に合わせた「自分独自の学び」を主体的に作り上げることができます。
また、社会で活躍するためには単に複数領域を学ぶだけでなく、それらを融合的に活かしていくための判断力や論理性など、多くの「力」を身につけておくことが大切です。リベラルアーツ学群では、これらの「力」を育成するために、①学び方を学ぶ、②学際的に学ぶ、③学びを活かすという流れで段階的?実践的に学びを進めることができます。
①学び方を学ぶ
1 ~ 2 年次を中心に外国語やアカデミックスキルなど大学での学びの基礎や論理力、関心のある科目を分野を超えて幅広く学修し、学びの足場を固める。
②学際的に学ぶ
メジャー(主専攻)とマイナー(副専攻)となる学問分野のプログラムを選択し、3 年次以降を中心に専門分野を深く学んでいく。
③学びを活かす
3 年次以降を中心に、関心のあるテーマで自ら課題を発見し解決方法を考察する過程を経験することで、探究力や実践力を身につける。
広大な学問領域をカバーするプログラムの中で幅広く学び、基礎力や教養を身につけながら「本当に学びたいこと」を深めていくのが桜美林大学のリベラルアーツです。入学時には何を学びたいか決めていない学生であっても、大学に通って学修するなかで自分に合った学びを考えていくことができます。学群独自の海外研修プログラム(グローバルアウトリーチプログラム)など、語学力向上のための学び制度も充実しています。
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