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岩垂ゼミ、学生が企画した商品をホテル、鉄道等企業様5社へご提案

2023/07/21(金)

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岩垂ゼミは「グローバルな戦略的マーケティング」について学んでおり、特にPBLに力を入れ実践的な学びを行っています。PBLとはProject Based Learningの略称で、「問題解決型学習」という意味です。学生が自ら問題を見つけ、さらにその問題を自ら解決する能力を身に付ける学習方法です。
その一環として2022年度秋学期に、ホテル業界や製造業など5つの企業様にご協力いただき、岩垂ゼミの3年生、2年生合わせて5チームに分かれ、企画を立案し、提案しました。

【チーム1】
オリックス?ホテル?マネジメントが経営するハンドレッドステイ東京新宿様にご協力いただき、”地域共創”をテーマにホテルと周辺地域を結びつけ、ブランド力を高めるための企画を提案しました。
企業様からは、学生ならではの視点としっかり整理整頓されたペルソナ、マーケティングを理解した上での企画提案が出来ており想像を超えるものだと評価を頂くことが出来ました。また、改善点として旅中と長期プランに視点を向けて提案したため、旅前、旅後、短期プランなどにも視点を広げて企画すると更に良い提案になるとフィードバックをいただきました。

【チーム2】
新宿エリアにあるホテル様にご協力いただき、ホテル宿泊プランを提案しました。テーマは「1Day美容」というもので、美?食?健康の3点を重視したプランを立案しました。
企業様からは、「ペルソナを詳細に設定していたり、他の企業の取り組み例を挙げており分かりやすかった」、「インバウンドが増えている中で、外国人にもおすすめできるようなプランがあっていいと思った」と評価して頂きました。改善点としては、アンケートなどを行い実際に需要があるのか、既存の似たサービスの利用者がどれくらいなのかを調査すると更に良い提案になるとフィードバックいただきました。

【チーム3】
ベビー用品のグローバル?リーディング企業であるピジョン株式会社開発本部様にご協力いただき、同社向けに新商品を提案しました。テーマは「育児現場のニーズに対応した新商品開発」で、実際にアンケートやインタビュー調査を行い現場のニーズに対応した商品企画を行いました。
企業様からは「発表資料がとても見やすく、提案の仕方が初めて聞く人に対しても分かりやすかった」、「提案商品の斬新さ」を評価していただきました。また、改善として資金調達やプロモーションの仕方などを深く考えられると、更に良い提案になるとフィードバックいただきました。

【チーム4】
新宿区市役所 多文化共生推進課の皆様にご協力いただき、企画を提案しました。23区内でも最も外国人居住者が多い新宿区の多文化共生関連の政策?施策に関する取り組み状況を調査し、我々桜美林生が主体的に関わって実現するための「新宿区の多文化共生に繋がるイベント」を企画しました。
新宿区市役所様からは、地域の特性に応じた取り組みを評価して頂きました。改善点としては、独自性があるイベントに興味を持つ人も多いため、もっとクリエイティブなイベント内容を考案すると更に良い提案になるとフィードバックいただきました。

【チーム5】
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)様にご協力いただき、「茨城県の地域振興」をテーマとする商品を企画し、提案しました。皆でアイディアを出し合い、今までにない斬新な商品を企画しました。
企業様からは、学生ならではの斬新なアイディアとPR方法を評価していただけました。改善点としては、ターゲット層に直接話を聞いた上でニーズがあるのか、茨城県の観光PR状況などの背景を調べることでより説得力が上がり、更に良い提案になるとフィードバックをいただきました。

参加した学生は、「自分たちの考えを形にして提案することの楽しさを実感した」、「企業の課題点を学生視点で分析し、課題解決案を提案後、企業からフィードバックをいただき自信がついた」、「制約に囚われない自由な発想を持つことが大切だと学んだ」など様々な声が上がりました。さらに、「独創性を養うためにも、多角的な視点を持ち日頃から色んな問題について考えたい」と、今後に向けた意欲を語りました。学生にとって、大学での学びを社会でどうアウトプットすることが出来るのか実感できる貴重な時間となりました。


記事:ビジネスマネジメント学群 4年 井上 順子、入江 真以

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