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学生がデザインした木のおもちゃが商品化~「子どもの好木心発見?発掘プロジェクト」~

2024/08/05(月)

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2023年より檜原村に拠点を置く林業会社の株式会社東京チェンソーズ、檜原村と本学芸術文化学群ビジュアル?アーツ専修(以下、VA専修)でデザインを学ぶ学生たちが協働で取り組んできた「子どもの好木心発見?発掘プロジェクト」において、1期生の学生たちがデザインを手がけ、商品開発した3種類の新しい木のおもちゃが、2024年7月22日より発売開始となりました。

檜原村でのゼミ活動の様子

昨年、本プロジェクトに携わる芸術文化学群の林秀紀准教授のゼミに所属する3年生13人が、檜原村でのフィールドワークや保育施設訪問などを重ね、与えられた3つのテーマに対し、1人1つの商品アイディアを企画し、試作品の制作に取り組んできました。2023年7月には、檜原村役場において学生たちが企画?制作を行った試作品の中間発表会を実施し、檜原村の吉本昂二村長や檜原森のおもちゃ美術館の大谷貴志館長などから講評をいただきました。

今回発売されることになった3種類の木のおもちゃは、中間発表会での講評を踏まえて、商品化の対象として選定された後、モニター調査等をふまえてプロトタイプデザインの改良を行うと同時に、パッケージデザインや商品を紹介するリーフレットについても商品を企画した学生たちのアイディアを取り入れながら制作を進めてきた木のおもちゃです。

商品化された木のおもちゃをデザインした学生たちの声

VA専修4年 川田 優杏さん / 商品名:木んぱす

「木んぱす」と川田優杏さん

商品デザインに取り組んだ当初は、素材や玩具についての知識が不足していたこともあり、実際にアイデアを形にするための加工方法などがわからず、行き詰ってしまったことがありましたが、林先生に相談をしたことで、自分のアイデアをしっかりと形にすることができました。

今回制作した商品「木んぱす」には、子どもの想像力を伸ばし、親と子を繋いでほしい、という想いを込めました。自然な木の色、年輪の模様、丸太の割れ目など、紙ではない質感に描くことで、子どもの想像力がより一層豊かになるのではないかと思っています。自分が制作した作品が商品化されるという貴重な経験をすることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

VA専修4年 笹川 媛香さん / 商品名:きになるつみき

「きになるつみき」と笹川媛香さん

将来、デザインを仕事にしていくために、これまで以上に人と関わりながらデザインする力をつける必要があると思い、このプロジェクトに参加しました。今回のプロジェクトに参加したことで、実際に現地の人と関わることでしか気づけないことを学び、それを制作する作品デザインのアイデアとして活かし、現場検証とブラッシュアップを繰り返すことで、作品に「意味」や「深み」を表現できるようになったと感じています。

今回商品化していただいた「きになるつみき」を通じて、私自身が檜原村を訪問して感じた木の素材感?におい?あたたかみを肌でも、遊ぶことでも感じてもらえたらうれしいです。

VA専修4年 池? 尚美さん / 商品名:やまもりしーそー

「やまもりしーそー」と池田尚美さん

商品化するための調査からアイデア出し、設計、制作、商品名の考案、ロゴ作成、コンセプトカード作成と、商品が発売されるまでの全ての過程に携わる中で、アイデア出しと商品名の考案が1番苦労しました。特に商品名に関しては制作の約6倍の時間をかけているので、決まったときの達成感はとても強かったです。

今回制作した「やまもりしーそー」は、その名の通り「山?森」から生まれたシーソーですが、より多くの子どもたちに遊び始めから片付けまで楽しんでほしいという想いから机や椅子、収納などの家具としての機能も「山盛り」に詰め込みました。これからも大好きなものづくりを続けて、多くの人を喜ばせていきたいと思います。

芸術文化学群ビジュアル?アーツ専修 林 秀紀准教授

学生たちと協働し、今回のプロジェクトに取り組んできた林秀紀准教授は、「企業、行政、大学が協働する産官学連携は、人と社会に貢献するデザイン研究を目標としてきた私にとっても大変意義深い活動であったと感じています。プロジェクトに参加した学生のほとんどは、木製玩具のデザイン制作に取り組むのが初めてであったため、森林や幼稚園の調査?分析をはじめ、コンセプト立案、作品制作、実証評価、商品化支援まで一貫して指導を行いました。また、商品化のために企画から製造販売までの責任を持つ企業と密接にコミュニケーションをとり、検証を重ねて販売できる商品としてブラッシュアップを重ねてきました。その結果、商品名称とロゴタイプ、販売促進用のリーフレットのデザインも学生達からの提案が採用されています。産官学連携による初めてのプロジェクトでありながらも、3つの作品提案のほぼすべてが商品化されたことは大変喜ばしく期待以上の成果になったのではないかと思っています。」とプロジェクトを総括しました。

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