チアリーディング部 部長 須藤 爽香
チアリーディングの原点「笑顔」を大切に、全員でチームをつくる
チアリーディング部 部長 ベースミドル
須藤 爽香 健康福祉学群 3年
神奈川県 横浜女学院高等学校出身
学生主体でつくる部活に惹かれ、桜美林大学へ
子どもの頃、スポーツ観戦が好きな両親に手を引かれ、よく野球場やラグビー場に足を運んでいました。スタジアムで躍動するアスリートも魅力的でしたが、それよりも輝いて見えたのは、試合の間に華やかに踊るチアリーダー。空高く飛ぶ超人的な身体能力に圧倒され、心をつかまれたのを今でも覚えています。「自分もやってみたい!」と強く思い、チアリーディング部のある中学?高校に進学しました。難しい技ができたときの達成感に魅了され、大学でもチアリーディングを続けることを決心。さまざまな大学のチアリーディング部を見学する中で、学生主体で楽しく演技をしているところに惹かれ、桜美林大学への進学を決めました。
いざ入部してみると、初心者から競技歴の長い人まで、たくさんのメンバーが所属していました。経験の差があるからこそ、どんな小さな成長でも全員で喜び合い、チーム全体のレベルを上げることが重要。このことを全員理解していて、技ができたときにかけ声などで盛り上げたりアドバイスをしたり、モチベーションと実力を向上させることに励んでいます。楽しみながら高め合っていけるのは、桜美林大学のチアリーディング部ならではの魅力だと思います。
トラブルの中迎えた大会で、チアリーディングの原点に立ち返る
今までで一番印象に残っているのは、大学1年生の12月に迎えた「第31回全日本学生選手権大会」。目標は高難度の技を成功させて表彰台に上がることでした。しかし、大会直前にけが人を2人も出してしまい、急遽構成を大幅に変更し、難易度を下げて臨むことに。当初の目標を達成できず悔しさもありましたが、この大会をきっかけに、今までは技に追われて観客を楽しませる演技ができていなかったことに気づきました。チアリーディングの原点は、会場を巻き込みだれかを応援すること。自分たちも楽しみながらアピールすることの大切さを改めて感じました。
この経験から、笑顔を忘れず部活に取り組んできた結果、2021年2月には部長に任命されました。私はもともと感情表現が苦手で、人に頼ることを躊躇してしまうタイプですが、メンバー同士でお互いの不得手をカバーできるのがチームスポーツならではのメリット。競技者としても部長としても、自分だけではできないことはチームメイトに頼り、コミュニケーションを大切にして、みんなでチームをつくっていくのが今後の課題です。
基礎力と信頼関係を強化し、再び大舞台で躍動を
昨年度は、365在线体育投注-【官网直营】@の影響で競技ルールが変更になり、スタンツや声出しが禁止に。出場可能な人数も大幅に減り、今まで通りの演技ができませんでした。「自分のやりたかったチアリーディングって、なんだろう?」……と悩み込んでしまい、モチベーションが下がってしまうこともありました。そんな中でも、1カ月という短い練習時間で出場した「JAPAN CUP 2020 日本選手権大会」で入賞することができ、とてもうれしかったです。
現在もなお、感染症拡大のため大会がどのように行われるのかが決定していません。しかし、どのような形式であっても良い成績を残すのが私たちの目標。昨年入賞したときの感動を再び味わうため「チアリーディングを楽しむ」ということを忘れずに、一人ひとりのスキルアップとチームの基礎力強化に努めます。チアリーディングの原点「笑顔」を大切にしつつ、全国から強豪校が集まるJAPAN CUPで優勝できるようなチームを目指して、技を磨いていこうと思います。