男子バレーボール部 吉野 竜司
チームのために、「自分がエースだ」と言い切る強さを目指す
男子バレーボール部 ウイングスパイカー
吉野 竜司 健康福祉学群 2年
東京都 東洋高等学校出身
自分らしさを出してはじめて、実力が発揮できる
友人に誘われたことがきっかけで、小学4年生のときにバレーボールを始めました。その頃から10年以上、ずっとスパイカー一筋でプレーしてきました。
初めて行き詰まったのは高校生の時。強いチームで練習も厳しかったので、なかなか素の自分が出せず、思うように実力が発揮できていないと焦った時期がありました。そんなときに声をかけてくれたのが、当時の先輩で、今は桜美林大学男子バレーボール部の主将でもある高山和樹さんです。プレー中の声かけはもちろん、コートの外でも親しくしてくれました。それをきっかけに徐々に自分らしさを出せるようになり、プレーにも手応えを感じられるようになりました。チームになじむことができるとコンビネーションプレーも上達するので、勝ちにもつながり、バレーボールをより楽しめるようになりました。大学バレーでは自分の力をさらに磨き、助けてもらうだけではなく、頼られる選手になりたい。その上でまた和樹さんと一緒にコートに立ちたいと思い、桜美林への進学を決めました。
学年の垣根なく、みんなでチームをつくり上げていく
入学してすぐに、スタメンとしてコートに入る機会がありました。自分の機動力にはそれなりに自信がありましたが、それでもすごく緊張しました。周りの期待を過度に感じていたのかもしれません。ただそのとき、周りの先輩の明るさにとても救われました。良いチームに入れたとうれしかったのを覚えています。
桜美林大学のバレーボール部は、声かけをはじめとしたコミュニケーションを大事にしています。先輩後輩という上下関係にとらわれず、気兼ねなく頼りにしたり、されたりというのが居心地の良いチームです。主将の高山さんは、チームの練習内容などの大事な話を後輩である自分にも相談してくれます。意見を取り入れてくれることも少なくありません。体育会系の部活だと、こんなにフラットな関係はなかなかないので、ありがたく感じています。
ミスにつながる感情的なプレーをしがちだった自分が、ひとりで悩む悪循環から抜け出せたのも、このチームだったからだと思います。自分の気持ちを整理してしっかり周りに伝えられるようになり、感情的にならなくなったことで、自分自身のプレーも安定し、チーム全体の意識も上がってきていると思います。
目標を達成するために、まずは自分自身が成長する
今年の目標は「関東2部リーグ6位以上」。課題は尽きませんが、桜美林大学のバレーボール部はそれぞれが意見を持ち、コミュニケーションを大切にしているチーム。まだまだ成長できる自信があります。実際、今の4年生の代になってから、チームの目指す方向性が明確になったと感じています。日々の練習一つひとつにどういう目的があるのか、どんな意識で取り組むべきなのか。先輩たちの指導を受け、練習に対する部員の意識もはっきり変わりました。何もかもきちんと説明してくれる先輩たちに深く感謝しています。自分たちが4年生になったときにも、先輩たちの背中から学んだことを引き継ぎ、理想のチームを目指したいと思います。
個人としては、チーム目標を達成するため、また桜美林大学バレーボール部に貢献するためにもっと自分自身に磨きをかけていこうと考えています。「自分がエースだ」と堂々と胸を張って言える選手になれるよう日々の練習に取り組んでいきます。