追い求めるのは、ワクワクする道。 夢を叶え、ボールパークで躍動。/山口 瑠伽 さん
- 百花繚乱
- 【Future Landscape】11.鄔 豪凱
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培った学び?経験を
後輩たちに惜しみなく伝えたい
ビジネスマネジメント学群 卒業生
株式会社GES 桜美林大学上海事務所代表
鄔 豪凱 さん
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2019年度 ビジネスマネジメント学群卒業。
2023年度 経営学研究科修士課程修了(経営学)。
2023年10月、株式会社GESに入社。桜美林大学上海事務所の代表として、日本への留学を志す中国人学生のサポートを行っている。
中国に渡った清水安三先生が飢餓に苦しむ子どもたちを救い、学びの場を設立したことに始まる桜美林学園。創立者が実践した「学而事人」の精神を今に受け継ぐのが、鄔豪凱さんだ。日本留学を夢見ながら実現できなかった父の影響を受け、早くから日本語の勉強に努めた。
「桜美林大学を選んだのは、専門分野だけでなく、隣接する幅広い分野を学べる学群制度に魅力を感じたからです」と語る。
大学院に進み、修士学位を取得。博士後期課程に進学した鄔さんだが、やがて転機が訪れた。
「家庭の事情で日本滞在が難しくなったのです。随分と悩みましたが、退学を決意しました。思わぬ形で帰国することになりましたが、就職先を考える上で大きな存在となったのが、大学時代の恩師である金山権先生。株式会社GESが立ち上げた桜美林大学上海事務所で代表をやってみないか、というお話をいただいたのです。このチャンスを生かしたいと思い、入社することを決めました」
恩師との絆がきっかけとなり、母国で桜美林大学と関わることに。現在は現地学校法人への広報活動や教育プログラムの開発を手がけているが、学生を支援する上で役立っているのが、7年半という長きにわたる留学経験だ。
「修士課程では大学院進学を目指す後輩の指導も行っていました。諦めかけていた学生を必死に励まし、研究計画書の論理的な書き方を熱心に指導し、見事合格したときは自分事のように嬉しかったですね。今の仕事においても、これまでの学びや経験を後輩たちに伝えていきたい。一人でも多く合格者を輩出して喜びを分かち合いたいですね」と語る鄔さん。
「学びて人に仕える」 。創立者の想いは脈々と受け継がれている。
鄔さんのNow & Then
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恩師である金山 権先生とは今なお交流が続いている。出張で来日した際には食事を共にし、久々の再会を喜び合った。社会人として成長した姿を見せることができた鄔さん。7年半過ごした桜美林大学は第2のふるさとだ。
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留学当初に苦労したのは、日本語を話すこと。克服するために未経験であったラグビー部に入り、部員とコミュニケーションを重ねる中で上達させた。休むことなく練習に励み、試合にも出場。忍耐力も身につけた。
※この取材は365在线体育投注-【官网直营】@「J. F. Oberlin Tokyo No. 10」のため2023年11月に行われたものです。
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