周囲に合わせるな、ユニークであれ/三岡 俊哉 さん
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- 【百花繚乱】今井 聖士 さん
【特別編】本学初!日本フットボールリーグ(JFL)
「クリアソン新宿」に内定
リベラルアーツ学群 4年生
今井聖士 さん
サッカー部の今井聖士さん(リベラルアーツ4年)が、日本フットボールリーグ(JFL)「クリアソン新宿」に内定が決まりました(2024年1月10日現在)。
2023年度本学のサッカー部は東京都大学サッカー連盟のチャレンジリーグで全勝優勝し、2部へ昇格。中でも今井選手は、ミッドフィルダーとして抜群のセンスを誇り、最終戦ではハットトリックを達成するなど、チームの勝利に大いに貢献しました。本学から日本フットボールリーグ(JFL)への選出は今井選手が初めてです。
そんな今井選手にこれまでのサッカー人生を振り返りつつ今後の目標についてインタビューしました。
【サッカーを始めたきっかけは?】
小学生の頃休み時間に友だちとやったのがとても楽しかったんです。兄が野球をやっていたので、両親は野球をやらせたかったようですが、「自分はサッカーがやりたい」と約1年間話し合いました。 小学3年生の頃、上級生とサッカーをやっていた僕を見て、学校の先生が両親に「人より才能がありそうだ」と押してくれました。それでサッカーを始めることができたんです。
【大学4年間の部活動を振り返って楽しかった思い出は何ですか?】
やはり最後のシーズンです。結果的には全勝優勝することができて、チームがまとまって終われたので本当によかったです。 最初はチームが全然まとまらず苦労しました。サッカー部は昨年から特別強化クラブに指定されましたが、それまではサークルの延長のような、勝利にこだわるというよりは「楽しくやろう」という雰囲気の部活でした。その感覚で入部してくる選手ももちろんいて、真剣にやりたいときに全員で真剣に取り組むことができなかったんです。今年は1対1で話す時間をつくるように努め、きちんと話し合うことを大切にしました。その結果、試合を重ねるごとにチーム全員の気持ちが「全勝して2部に昇格するんだ」とまとまった気がします。またここ数年ずっと負けていた創価大学にもきちんと勝つことができ、すごく嬉しかったです。ハットトリックを達成することでチームに貢献できた、役割を果たせたと感じています。
【逆に、大学4年間の部活動の中で苦しかったことは何でしょうか?】
大学2年生のシーズンですかね。今思うと、自分がかわるきっかけになった年だったと思います。 高校時代、僕は強豪校でプレーをしていましたが、自分の伝え方や考え方が未熟で監督と衝突してしまい、本気でサッカーをやりたくない、サークルの延長でいいやと思ってしまったんです。 だけど、大学でサッカーをやり出すと本気で戦いたくなった。そのときに周りとの温度差に悩み、「なんでやらないのか」など相手を責めるような言葉で強く指摘をしてしまいました。 衝突を繰り返していたとき、同期と「一人ひとりがいろいろな考えを持ってサッカーをやっていることを受け止めて、熱量の差をどのように埋めていくか」を話し合いました。「なんでやらないのか」と責めるのではなく、「こうやったらうまくいくと思うよ」と話すようにして、まずは自分の意識をかえながらみんなを巻き込んでいきました。「やるからには上目指して頑張ろうよ」と言ってくれる同期が多かったことが救いでしたし、自分が変わるきっかけになりました。最終的にはチームもいい方向に向けたのでよかったです。
【今井選手が4年間で大切にしてきたことは何ですか?】
伝え方です。高校時代、伝え方や聞き方をしっかりと考え直していれば、もっとうまく周りと関係性を築けたのではないかと後悔していました。前述の通り、2年生のときの衝突を経て、自分自身が変わらなければいけないと感じました。同期の力を借りながら、まずは相手の話をきいて、改善策を一緒に考えたりするなど、伝え方を大切にしながらアプローチの方法を学びました。この力は、自分でも大きく成長できたと感じています。
【内定が決まったときの気持ちは?】
もともと社会人チームでプレーすることを考えており、プロサッカー選手になることが目標。 内定が決まったと聞いて、素直に安心しました。クリアソン新宿は人柄を重視しているチームで、複数人の選手と面談をする機会をいただきました。過去のエピソードや、何のためにサッカーをやっているのかなどを伝える度に、自己理解も深まったと思います。自分はこれまでお世話になった人たちにサッカーで恩返しがしたい。今は早く試合に出たい一心です。そのために努力は怠りません。
【今後の抱負をお聞かせください】
1年目だからと臆さずに、個人賞を狙っていきたいと思います。1試合目からの出場を目指して、今自分にできることを行っていきます。 試合に出させていただけた際は、まずは自分自身がサッカーを楽しみ、来てくださったサポーターの皆さんも楽しませられるような選手になりたいです。それがここまでサポートしてくれた両親への恩返しにもなると考えています。 最終的にはプロになることを目指していますが、まずはクリアソン新宿がJ3に昇格できるようにチームに貢献し、結果を出していきたいです。
【最後に後輩たちへメッセージをお願いします】
来年からは2部リーグで戦うので厳しい試合が多くなると思います。油断することなく、1試合1試合勝って勝利を積み重ねてほしい。1年で1部昇格を果たすために、このオフシーズンを大切に練習を頑張ってほしいです。応援しています!
※この取材は2023年12月に行われたものです。
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