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  • 【Athlete Voice】アメリカンフットボール部 塩谷 遥生

自分の強みを生かし、
チームに貢献できる日を目指して

健康福祉学群 1年生
アメリカンフットボール部 タイトエンド
山梨県 駿台甲府高等学校 出身

塩谷遥生 さん

従兄のプレーに憧れて、野球からアメフトへ転向

私にとってアメフトは昔から馴染みのあるスポーツでした。3歳上の従兄が打ち込んでいて、定期的に観戦の機会があったからです。ルールをよく知らなかった私から見ても従兄のプレーは見事で、あんな風に活躍する選手になりたいという憧れが、次第にアメフトへの興味に変わっていきました。

高い意識でアメフトがしたい、そして健康福祉学群でスポーツトレーナーの資格を取りたいと思ったことから桜美林を志望しました。高校2年生の秋に小学1年生から続けていた野球でのけがで右肘の関節内遊離体除去手術をした時、復帰へ向けて力を尽くしてくれたスポーツトレーナーの仕事に引かれたからです。野球からアメフトへの転向は大きな決断でしたが、従兄も「お互いにがんばろう」と声をかけてくれました。

桜美林大学のアメフト部にはバディ制度があり、先輩方が技術面をはじめ大学生活全般のサポートをしてくれます。文武不岐を掲げるアメフト部では、技術の向上だけでなく成績を落とさないことも大切です。勉強面でもお世話になることが多く、先輩方のおかげで安心して大学生活が送れています。

わからなくてもがむしゃらに、全力のプレーで応えたい

私のポジションはパスキャッチもブロックも行うTE(タイトエンド)です。パスキャッチは野球部の経験が活かせるのですが、ブロックの際にはパワー不足を感じています。食事の量と回数を増やし、当たり負けしない、大きく強い体を作ろうと取り組んでいるところです。また、長く続けてきた野球とは使う筋肉が異なることを実感し、筋トレにも力を入れています。

入部して感じたのは、アメフトは想像以上に覚えることが多いスポーツだということ。グラウンドでスムーズに体を動かせるよう、ルールへの理解を深める必要があります。初めての実戦練習では、混乱して中途半端なプレーをしてしまいました。先輩からは「できなくてもいいからがむしゃらに動け」と喝を入れられ、わからなくても迷いを見せることなく思い切りプレーしようと決めました。練習の様子を録画して見直したり、ノートに動きをメモして復習したりと、自分なりにアメフトと真剣に向き合っています。毎日、一つひとつ積み重ねて成長し、早くチームの戦力になりたいと思います。

試合出場を目標に、もう一段階ギアを上げて練習に励む

アメフトと野球との違いはコミュニケーションが一層重要であるということです。チームプレーとはいえ、マウンドに上がれば一人で考えて行動する場面が多い野球に対して、アメフトでは作戦を密に共有し、自分の役割と仲間の動きを意識して動かなければなりません。仲間とのコミュニケーションなしに勝つことはできません。全員で意識している「自分に厳しく他人に厳しく」という心構えと「上級生か下級生かはプレー中には関係ない」という主将からの言葉を胸に、わからないことは先輩に積極的に確認し、また気づいたことは率先して発信できるよう意識しています。

目標は次のシーズンで試合に出場することです。とにかく先輩に追いつくことだけを考えて練習していますが、今のままでは次のシーズンに間に合わないとも感じています。TEの役割を体に染み込ませ、自分の持ち味である球際の強さでチームに貢献できるよう、もう一段階ギアを上げて日々の練習に励んでいきたいと思います。

※この取材は2022年5月に「桜美林のスポーツ」サイトのために行われたものです。

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