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  • 【Athlete Voice】男子バレーボール部 小池智志

学年の垣根を越えた
チームワークで勝利を掴む

健康福祉学群 3年生
男子バレーボール部 リベロ
広島県 広島工業大学高等学校 出身

小池智志 さん

重圧を力に変えた経験が、今も生きている

3人の姉の影響で、小学校2年生のときにバレーボールを始めました。今はリベロを務めていますが、小学校の頃はスパイカーでした。みんなで楽しく競技に没頭していた記憶があります。バレーボールは、身体のバランスや力の入れ加減が難しい全身運動のスポーツです。だからこそ、技術の向上が目に見えて分かる面白さがありますね。

私はこれまで、一回だけバレーボールを辞めたいと思ったことがありました。中学3年生のときに県の代表選手に選ばれ、チームでキャプテンを任されました。今までに感じたことのないプレッシャーがあり、精神的にしんどい思いを抱えていたんです。でも「任せてもらったからには最後までやろう」と切り替え、どうにか乗り越えることができました。そのとき重圧を感じた経験は、今もバレーボールを続ける中で役に立っていると思います。

一人ひとりがポジティブな力を生み出していく

桜美林大学はコミュニケーションを積極的にとれるチームです。「こうしてほしい」という要望や意見が飛び交い、学年の上下関係なく話し合うことができます。バレーボールは瞬発力が求められるスポーツなので、細かいところまですり合わせができていないチームは、試合中にボロが出てしまいます。そういった意味で、試合前にしっかりと意識を合わせられるのは、桜美林大学の強みだと感じます。

ありがたいことに、今は主力のひとりとして試合に出場しています。ベンチに入っていないメンバーも含めて、会場全体で盛り上がれるのが桜美林大学の良さです。多くの方に、ポジティブな力に変えてもらっているなと感謝しています。だからこそ、負けるのは悔しいですね。2022年の春季リーグは、主力として出場しながら3部降格を味わうことになりました。その悔しさをバネに、今はチームの課題に向き合いながら練習に取り組んでいます。

個性を受け入れてくれた4年生と共に

私はこれから4?5ヶ月間ほど、アメリカのテネシー州に語学留学を予定しています。もともと海外や英語に関心を持っていたので、現地では色々なことにチャレンジする時間にしたいです。将来はスポーツに関わる仕事に就きたいと考えていますが、自分の可能性を狭めず、好奇心を大事にしながら将来の職業を決めていきたいと思っています。

4年生と一緒にプレーできる機会も、残りわずかです。3年生は自己主張が激しく、個性が強い世代といわれてきました。組織によっては受け入れられず、衝突してしまうこともあったかもしれませんが、4年生は私たちを常にあたたかく受け入れてくれました。ご飯に行ったり、一緒に出掛けたりすることもあり、色々なことに相談にのってもらいました。良い意味で、私にとって4年生は「友達」のような存在です。彼らに感謝しながら、共に残された時間を全力でプレーしていきたいです。

※この取材は2023年6月に「桜美林のスポーツ」サイトのために行われたものです。

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