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  • 【Athlete Voice】ソングリーディング部 幹部 太田 槙

呼吸も表情も、
みんなの気持ちをひとつにする

健康福祉学群 3年生
ソングリーディング部 幹部
山村学園高等学校 出身

太田 槙 さん

みんなで一緒に作り上げるチアダンスの魅力

小学1年生から地元のクラブチームに入り、チアダンスを始めました。並行してバスケットボール部での活動にも参加していましたが、高校からチアダンスに専念することに。ダンスの良さは、ひとつの演技をみんなで一緒に作り上げる楽しさにあります。みんなと完成したイメージを共有し、気持ちを揃えることで表現が豊かになっていくと思います。

高校3年生のとき、コロナ禍の影響で最後の大会が中止になってしまいました。「やり切れなかった」という思いが拭えず、「やり切る」ために大学でも競技を続けることにしたんです。桜美林大学は世界大会への出場経験を持つ強豪です。初めて桜美林大学の演技を見たとき、演技の完成度はもちろん、全員の呼吸がぴったり揃っていることに驚きました。みんなの気持ちが合っている、そんな中で私も踊りたいと思い、桜美林大学への進学を決めました。

大会で勝つために、まずは自分自身に勝つ

現在、桜美林大学のソングリーディング部には35名の部員がいます。大会までは身体づくりや、ジャンプやターンなどの基礎練習に励みます。毎回コーチが指導に来てくださるわけではないので、幹部の代である3年生が練習メニューを考え、個々で技術の習得に励みます。

私たちは昨年度、思い通りの結果を残すことができませんでした。悔しい思いをしたので、今年度は「力戦奮闘」をスローガンに掲げ、勝利を意識する一年にすることに決めました。大会で勝利するだけでなく、日々の地道なトレーニングにもしっかり取り組むこと。妥協せず、自分自身に勝つことを意識しています。

目標は、世界大会への出場

国内で優勝すると、世界大会へ出場する権利を獲得できます。せっかくチャンスがあるのだから、大きな舞台で踊ってみたいですね。

練習に厳しさは必要です。でも私は、ただ厳しいだけでなく、「みんなで演技を作り上げるんだ」というポジティブな雰囲気も大切だと考えています。ここぞというときに良い演技をするためには、練習のときから踊りの強弱など、細部までイメージを共有しておかなければなりません。イメージを一致させて、初めて身体も揃ってくる。大事なことを繰り返し伝えながら、呼吸や表情までぴったりと揃うよう練習を重ねています。

応援してくれる人たちのために、悔いのない演技を披露したいですね。桜美林大学ソングリーディング部は、誰かひとりが卓越した技術を持っているわけではありません。一人ひとりが力を合わせて、気持ちを揃えることで力が発揮されるチームです。呼吸や表情も含め、私たちの表現の一つひとつに、ぜひ注目いただきたいと思います。

※この取材は2023年9月に「桜美林のスポーツ」サイトのために行われたものです。

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