呼吸がそろった演技で、来年は日本一に/石川 みな さん
- 百花繚乱
- 【Athlete Voice】陸上競技部 駅伝チーム 主将 塚田 雄大
箱根はひとりで走れない。
みんなで目標を達成したい
リベラルアーツ学群 4年生
陸上競技部 駅伝チーム 主将
東京農業大学第二高等学校 出身
塚田 雄大 さん
友達と走るのが楽しかった
中学まではサッカー部に所属していました。駅伝との出会いは小学生のときで、冬に開催された駅伝大会に参加したことがきっかけです。サッカー部からも何人か参加し、友達と一緒に走る楽しさを感じました。中学生のときに参加した駅伝でたまたま良い結果を残し、スポーツ推薦で高校に入学することができました。
高校から本格的に陸上を始めた陸上ですが、入学後は苦しいことが多かったですね。入学時の自己ベストをなかなか更新できず、大学では競技を止めようと考えたほどです。結果が出たのは高校3年の11月。自己ベストを更新できたときはホッとしました。
練習と同じパフォーマンスを発揮する
高校生のときに、桜美林大学の夏合宿に参加しました。学生主体で練習している姿に感銘を受け、「私もこんな雰囲気のチームに入りたい」と思いました。先輩も優しく、親身になって相談に乗ってくれたのも入学の決め手です。
現在、駅伝チームでは週6日の練習に励んでいます。意識しているのは、こなす練習にならないこと。練習の意図をコーチとすり合わせして、質の高いトレーニングになるよう努めています。
昨年からメンタルトレーニングの一貫として、「予祝」というメニューを取り入れました。緊張によって、本番で力を発揮できないということがないように、上手くいっている姿をイメージしておきます。「吸って吐く」という基本動作に立ち返った呼吸法のトレーニングも今年から開始し、集中力を養っています。
大事なのは、全員で同じ目標を見据えること
私たちは、箱根駅伝出場を目標に掲げています。今年度は100回記念大会ということで、出場枠が「10」から「13」に増えました。昨年は予選会で結果を出せませんでしたが、現在は悔しさをバネに、「箱根を目指そう」というムードを作ることができています。
私は主将という立場ですが、先頭に立って部員を引っ張るのが得意ではありません。だからこそ自分なりのリーダーシップとして、みんなとコミュニケーションを図ることを重視しています。駅伝は、走るときはひとりですが、全員で同じ目標を見据えていないと勝つことができません。練習も本番も、チームが一丸となって取り組める環境を作りたいです。
私は大学で競技を引退する予定です。だからこそ、悔いのないレースをしたいと思います。普段から大学のそばを走っていると、地域の方々が応援してくれます。箱根駅伝に出場して、皆さんの期待に応えられたら嬉しいですね。ぜひ応援のほど、よろしくお願いいたします。
※この取材は2023年8月に「桜美林のスポーツ」サイトのために行われたものです。
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